第42話覚悟

涼汰君と過ちを犯してしまった…

私はどうすれば良いか分からずただずっとベンチに座っていた

こんな時…どうすれば良いんだろう…

誰かに相談した方が良いのかな…

私は円花に電話を掛ける事を決めた

*****************************************************晋ちゃんとも結ばれ私は全て順調に言っていると思ってた

だけどそう思っていたのは私だけだった

部屋でゴロゴロしている時

♪♪♪

私のスマホが鳴った

「誰だろ?」

画面を見ると美菜からだった

「美菜?珍しい…」

私は電話に出た

*****************************************************

『もしもし?美菜?どうかした?』

どうしよう…

何て話せば良いか分からない…

だけど聞いて欲しい…

『円花突然ごめんね、今空いてる?』

『今?うん大丈夫だよー!何で?』

『相談したい事があるの…』

『分かった』

『じゃあ、四人で一度行ったあのカフェに来てくれないかな?』

『うん、分かった、行くね』

『ありがとう、待ってるね』

私は電話を切った

今から話すんだ…

私はカフェに向かった

*****************************************************

「美菜いつもと様子が違ってた…相談ってなんだろう…?」

私は用意をしカフェに向かった

****************************************************

「美菜お待たせ!」

「ううん、来てくれてありがとう」

私達はドリンクを注文した

しばらくしてドリンクが来た

私達はドリンクを飲んだ

カチャ

「…あのね円花」

「うん」

「…私今好きな人がいるの…」

「え?」

円花は唖然としていた

(そうだよね…いきなりびっくりするよね)

「…どうゆう事?彼氏以外を好きになったって事」

「…うん」

「彼氏さんは知ってるの?」

「ううん、知らない…別れさせられたから」

「え…別れさせられた?」

「私ねこの前お見合いさせられたんだ」

「お見合い…?何で…?」

「…私は新川病院の跡継ぎだから、両親が決めた人と婚約しなきゃならないの…」

「!?新川病院ってあの!?」

「うん…」

「美菜お嬢様だったんだ…」

「黙っててごめんね…私家好きじゃないから」

「…ううんいいよ」

「…花火大会の時元カレに再会したの…」

「え…そうなんだ」

「中学の時に付き合ってて…」

「円花晋一さんの束縛に悩まされてたでしょ?」

「あ…うん」

「私も元カレもずっと束縛が強かったの…私はそれが重くなりそしたら気持ちがすれ違いで別れてしまった…

だけど花火大会で再会して

危ないからって送って貰って一緒に帰ったんだ」

円花はずっと黙って聞いてくれた

「でもその時キスをされて…突き飛ばして帰った

そして私は今の彼氏を心から愛そうと思った

でもまた別の日元カレに会った

その時彼の本当の気持ちを聞いたの

告白もされた

だけど私は振った

でもそこで本当の自分の気持ちに気づいた」

「…本当の気持ちって?」

「元カレを忘れられてなかった事に…

キスがずっと忘れられなかった…」

「…そっか」

「お見合いの話を聞いて、私は家を飛び出した

その時元カレが偶然そこにいて

私を励ましてくれた

お父様に自分の意見を伝えるようアドバイスをした

お父様に今の彼氏の話をした

だけど認めてくれなくてむりやり別れさせられた

そしてお見合いをする事になった」

「…ひどいね」

「お見合い当日、元カレが今の彼氏のフリをして

私を連れ去ってくれた」

「…優しいんだね」

「自分の気持ちに気づいた時何度も何度も忘れようとし

だけど余計忘れられなくなった

ダメだと分かっているのに私は自分の元カレに対する気持ちを抑えられなくなった…関係を持ってしまったの…」

涙がポロポロ落ちた

「美菜…」

「私、最低だよね…もう元カレには彼女がいるのに…

自分の気持ちを押し付けた…円花私どうしたら良い…?」

「…美菜」

ポロポロ涙が溢れる

「…ごめん美菜の事本当は応援したい

だけど元カレさんの彼女の事を思うと応援出来ない…

まずはちゃんと別れた彼氏さんともう一度話し合った方が良いと思う」

「だけど…もう別れたんだよ」

「でもさ、それ彼氏さんは納得してくれた?」

私は円花に言われて気づいた

そういえば…

あの日新堂さんの言葉も聞かずに私は電話を切った

お父様に監視されていて怖くて…

新堂さんの意見も聞かず

逃げていた

「私あの日意見も聞かずに電話切った…」

私は自分の事しか考えていなかった

新堂さんは私にあんなに優しくしてくれたのに…

「円花ありがとう、私気づいてなかった

ちゃんともう一度話して向き合う」

「うん、頑張れ!応援してるから」

そして私達はカフェを出た

「今日は話を聞いてくれてありがとう、円花

私一人だったらどうして良いか分からなかった

本当にありがとう」

「ううん、じゃあこれお守り」

円花はそう言って私にブレスレットをプレゼントしてくれた

「え?」

「誕生日おめでとう美菜!」

「どうして…」

「美菜も舞由香も盟加も皆が私の大事な友達だから!

誕生日把握しているのは当然だよ!」

「ありがとう円花」

私は円花に抱きついた

「美菜、私は美菜の意思に口出しなんてしない

だけど、困っていたら助けるから

だからいつでも相談して

美菜なら大丈夫!

頑張ってね」

「ありがとう円花…!本当にありがとう!」

「じゃあ、頑張ってね」

円花はそして帰って行った

今日円花がいなかったら私はずっとウジウジ悩んでスッキリしないままだった

私は円花に貰ったブレスレットを握った

そして新堂さんに全て話す“覚悟"を決めた






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