大学ノート

 自殺した友人から、一冊のノートが送られてきた。

 中を見ると、一枚に一人づつ、異なる筆跡で遺書が書かれていた。

 一番新しい遺書は友人のものであった。左ページの彼の文章を参考に、私も、右ページに自分の遺書を書いた。

 それから、ノートを入れた封筒を郵便局に持ち込んだ。宛て先を叔父にして。

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