のうのう
のーのー煩い輩が在った
のうのうと生きる輩が在った。
彼は私に何を吐いたか、私が此処で何を育むのか。
もはや、意味すらも忘れて久しい。
彼は彼等を世に生じさせ、私に
さあさあ。私は何故に。
彼と彼等に
彼等と彼に
判らない。
ああ。解らない。
私は彼も彼等も解らず、己の容も判らない。
人間の限界――彼と彼等への理解。
彼と彼等への想い――違えた人間の思い。
のーのー。のうのう。輩は何か。
のうのう。のーのー。彼と彼等。
私は嗤った。誰に対して。彼と彼等と私に対して。
罰なのだ。贖罪なのだ。愛なのか。
否定の言葉が渦巻いて、彼と彼等が私を笑う。
私は何処に往くのだろう。
彼と彼等が啼いた。囁いた。
脳! 脳! 脳! 脳!
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