第32話「新しい国家制度造りと、憲法改正議論ゲーム」

私は専門の研究者ではありません。出典等も明確に記憶していません。そのことを御理解してお読み下さい。


西郷南州の功績や偉大さについて、日本の近代現代国家の基本構造をつくったか政治家としての面から関心を持って頂きたいとおもいます。明治4年から6年に西郷とともに近代国家造り活躍した饒舌な佐賀県出身の大隈重信が後日、語っていますが、西郷と板垣は一日中、碁を打ち何もしなかったと語っていますが、西郷は全てを承知していたと思う。大山厳が日露戦争出征時に何が一番、苦しかったという質問に対し、若い者の前で自分が知っていても知らない振りをするのが、一番、苦しかったと答えている。西郷南州も同じようなポーカーフェイスの名手だった筈です。

大隈も江藤たち、全て、西郷南州の掌の中で、それぞれ近代国家の制度造りに邁進したと分析しています。


さて私が主張したい本題は、ここからです。

憲法改正議論が、今後、盛んになるでしょう。

国の危機管理や安全保障に関する憲法改正議論とともに制度改正案を各方面にお願いしております。

陸上自衛隊を大幅削減し、海上保安庁、海上自衛隊、航空自衛隊、警察等々の大幅増員による国内治安維持強化と海と空で侵略者(日本が宣戦布告を放棄し領土領海領空で国内法を遵守し対応する場合は犯罪者と呼ぶ)を迎え打つ体制を確立する。そして万が一、侵略者、あるいは大量の犯罪者の上陸を許した場合は警察を中心とする民兵組織結成も視野に入れる。

陸上自衛隊は陸戦隊として名称を改め、通常は国外での活動を中心にする。万が一の日本本土に上陸を許した場合は、当然、戦闘に参加して頂くしかないと思います。また海上保安庁や海上自衛隊、航空自衛隊も地上兵として戦闘に参加せざる得ないと思います。

そのようなことを提案をしていますが、これは明治4年から6年の留守政府で西郷南州が山県有朋や川路利良とともに創設した陸軍と警察という組織の在り方と同じようなものです。

せひ、今後の憲法改正議論に際して、西郷南州が造った制度を思い返して頂きたい。


明治4年から6年にかけ、西郷南州を首班とする留守内閣はロシアとの副島による国境交渉や清朝から南米に送られる奴隷の解放など主権国家として立場を明確にし、大隈のよる貨幣制定、江藤による司法制度そして民法制定、大木による教育制度的、山県による徴兵制、川路による警察制度等々の制度を敷きます。

ここまで整えたら、基本的な国家の礎は完成したと言っても過言ではないでしょう。

西郷南州は西南戦争で非業の死を遂げたとは言え、「近代国家建設の父」と呼ぶに相応しい功労者です。

その西郷の後を受け継いだ大久保甲東は、内務省を造り殖産興業、富国強兵に乗り出した。


さて、ここから2度目の敗戦と揶揄され、戦後最悪、最長、最悪の影響をもたらした防衛不祥事「福島原発事故」(この呼び方は公的に認められたものではありません。個人的な感想です)に端を発し、憲法改正や新しい国家制度を緊急に造る必要性に迫られた結果の提案です。

ゲーム感覚で勝手に楽しんでいきます。

内務省という組織は、今の総務省に該当するものと感じます。この総務省に陸上自衛隊の補給処を中心とする組織を拡大し、陸戦隊(陸自を改称)や海保、警察、空自、海自等々の装備の調達や保管維持を担当する組織を造る。そして有事には警察を支援する一般人を募集する機能を備える。もちろん手当付与して上での募集です。ここで追加したいことは有事だけでなく、松前小島に北朝鮮漁民が上陸した事案を考えると平時においても離島などは住民に手当を付与し武器の取扱いなどに慣れさせておくことも考える必要があるかも知れません。


福島原発事故以降の陸自の姿を傍観していると、尖閣諸島に中国民兵が上陸したら水陸両用車で上陸し海に追い落としてやると息巻く姿を目のあたりにすると、戦前の軍部の暴走を過去の事案として考えない方が良いかも知れません。

紛争の段階ごとに犯罪者に警告を発し、国の主権者同士で和平交渉を重ねる機会を設けることも考えおく必要があると感じます。


ぜひ憲法改正議論を盛り上げて国会議員の案として国民投票の場で新しい憲法を制定して頂きたいものです。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る