第104話、熱い衝動

 所長室の中に入ったことはないけど、執務室兼私室でもあるらしい。夜中ともなれば、ここで眠ってるはずだ。

 部屋の中に誰かいるのは間違いなけど、感じる魔力からすると複数いるわね。こんな夜中になにやってるんだか。

 鍵のかかってない扉を押し開いて、すぐに中に踏み込む。


 半殺しにしたゲス野郎を適当に放り捨てると、中にいる人物を見て意外に思う。

「……あんた、こんなところで何してんのよ?」

「随分なご挨拶だね。こんな夜中に叩き起こしておいて」

「別にあんたを起こしたつもりはないけどね。所長、どういうことが説明しなさい」

 所長室にいたのは、この部屋の主たる所長といつか見た女囚六人組だった。


「今の状況を考えろ。じゃじゃ馬にも程があるぞ。もう勘弁してくれと伯爵夫人に訴えたのだ。彼女たちはその使いだ」

 へぇ、そんな繋がりがあったのか。

「ようやく伯爵夫人のお出ましってわけ? いい加減イライラして、何もかもぶち壊すところだったわよ。こんな面倒なことをさせた説明もしてくれるんでしょうね?」

 所長は偉そうな中年の女囚、"鉄血"だったか。そいつに任せるようだ。

「いいだろう、あたしから説明してやる。簡単に言えば、お前が信用に足る女かどうかを見極めるための時間が必要だったってことさ。誰でも分かるような評判や、ましてゲルドーダス侯爵からの情報だけじゃ、ウチの大将には会わせてやれないのさ」

 それはいいけどムショに入れってのはないと思う。ハードル高すぎるわよね。

 面倒すぎるし付き合いきれない。これまでの礼に会ったら一発くらい殴ってやろうか。


「それで、あんたが正体を明かしたってことは、私は合格?」

「こちらの想定とは違うが、そうだね。これ以上、好きにされちゃ、こっちがたまらないってのもあるし、なにより、お前には裏が無さそうだからね」

「ふーん、ようやくこの茶番もお終いか。伯爵夫人には、こんな下らないことに付き合わせた礼のひとつもしないとね」

「言葉には気を付けることだね。ウチの大将は寛大なお方だが、敵になるなら容赦もないよ」

 それならそれで上等よ。なんかもうどうでも良くなってきたしね。まぁそれは会ってから判断しよう。

「こっちは散々に無駄な時間を使わされたからね。容赦しないのはこっちの方、と言いたいところだけど今はいいわ。いつ会えるの?」

「焦るんじゃないよ。朝の内には会えるように話を通しておくさ。あたしも忠告してやるが、あんまり粋がるんじゃないよ? いくら腕が立っても魔法封じの腕輪を付けた小娘じゃ、あたしらには敵わないんだからね。それに大将には虎の子の護衛も付いてる。大人しくしておくことさ」

 そうか、まだ魔法封じの腕輪が機能してないってのはバレてないのか。平気で脱獄してるから、所長は感づいてると思ってたけど。

 ひょっとして、所長が黙ってるだけかな。


 とにかく茶番が終わるならもう細かいことはどうでもいい。半殺しにしたバカが仕出かしたことも、なかったことにしてやろう。

 準備が出来次第、私の独居房に迎えが来るらしいってことで、もう戻って寝る。まだ夜中だからね。

 睡眠不足はお肌の大敵。日々の訓練と魔法のお陰か、今のところはびっくりするほどの美肌であると自負してるけどね。病的なほど白いのが難点だけど。


 話は済んだと、所長室を出てさっさと戻る。

 まだ警戒中だった刑務官どもを完全に無視するものの、向こうも私には極力近づかず、見守るだけ。一番最初からそうしてりゃ良かったんだ。



 やっと終わる。

 いや、まだ終わったわけじゃないけど、つまらない牢獄生活が終わるのは歓迎できる。あとはこのストレスを解放してやれればいいんだけどね。

 寝ると決めればストンと眠れる特技を使って、朝まで残り僅かな睡眠時間を確保した。


 目覚めてからは朝食の時間まで、いつも通りの時間をすごす。

 魔法を使った超高負荷状態での筋トレとイメージトレーニング。力の解放先を求めて身体が疼く。

 熱くなる身体を持て余して冷たい水で顔を洗ってると、大分早い時間に迎えがやって来た。

「思ったよりも早いわね。ま、早い分には全然文句ないけど」

「ウチの大将は早起きでね。さっさと出な」

 朝の点呼が始まる前からやってきた中年女囚に続いて独居房を出る。

 そういや私の服と荷物はどうなるのかと思ってると、あとで届けてくれるらしい。それなら別にいいか。


 どこに向かうのかと思いきや、ムショの出口の方向じゃなくて、逆に奥に向かって進んでいく。

 まるで迷路のように複雑な通路をしばらく進むと、見張りが立つ鉄門にたどり着いた。

 顔パスで通り抜ける中年女囚に続いて鉄門を潜ると、そこは中庭というには物足りない、かなり広い空間に出た。

 丁寧に手入れされた庭の先には、一軒の豪華な屋敷。ムショの中には似つかわしくないことに、小鳥のさえずりまで聞こえてくる。


 庭を突っ切る石畳が敷かれた通路の先が豪華な屋敷だけど、その手前には門番のように立ち塞がるひとりの騎士と、その背後に控えるようにした二十人前後の同じく騎士がいた。

 なんだってこんなところに騎士がいるんだか。伯爵家の私設騎士団かな。


 誰もが揃いの赤い鎧を着た騎士の格好だけど、兜までは被ってない。

 先頭に立つ騎士の藍色の長い髪が風に揺れて日の光に輝いてる様は、なかなか絵になってるかもしれない。その騎士は一見すると女かと思いきや、凛々しい顔立ちから男のようにも見えた。中性的な容貌で、まだ離れたここからじゃ男か女か判然としない。


 藍色の髪の騎士は一本の大きな剣を鞘に納めたまま手に持って、どんと地面を突くように構えてこっちを見てる。

 昔のジークルーネに似たような雰囲気の騎士だけど、こいつはもう少しキツイ印象を受ける。どうやらその騎士は値踏みをするように遠目に私を観察してるらしい。まぁ、それはお互い様か。

 そして、挑発でもするように身体強化魔法を使うと、遠慮のない戦意を私に向かって叩きつけてきた。


 ……ああ、これは強い。強い、強い、強い!

 どういうつもりかは分からない。ただ私を試そうとしてるだけなんだろう。だけどね、そんなことをされちゃ、私はもうたまらない。

 あの騎士の強さは凄まじいものがある。私がここ最近、ずっと求めてやまなかった紛れもない強者だ。それも女かもしれない!

 まだ手を合わせたわけじゃないけど、あれはウチの幹部に匹敵する。ひょっとしたらそれ以上かもしれない。それも何の情報もない、未知の強敵だ。

「んふふ」

 顔が緩むのが分かる。きっと私は今、人様にはお見せできないような変な顔をしてると思う。

 ああ、もうダメだ。こんなことされちゃ、とても我慢できない。

 悪いのはあいつよね? だって、私にこんなにも情熱的な戦意を叩きつけてくるんだもん。我慢できるわけないわよね。


 湧き上がる身体の熱さに我慢ができず、囚人服の上着を脱ぎ棄てて半袖のシャツ一枚になる。

 邪魔臭い魔法封じの腕輪も外して放り捨てた。

「な、お前、どうやって!?」

 中年女囚は私の敵じゃない。そこそこ強そうではあるけど、あそこにいる極上の獲物の前ではひどく霞む。


 どれ、こっちからひとつ試してやる。

 いつもの鉄球を作ると、藍色の髪の騎士に向かって軽く投げて様子を見る。常人であれば、これだけでも死の一撃だ。

 騎士は表情を変えることもなく、鞘に収まったままの剣であっさりと鉄球を叩き落とした。ふふふ、いいわね。小手調べにもならない攻撃じゃ、なんの参考にもならいってことだ。

 いい、いいわね。もっと身体が熱くなる。

 横で何かを喚く中年女囚のことなんか、もうどうでもいい。さあ、始めようか。



 ゆっくりと歩きながら、まだ離れたところにいる騎士に熱い視線を送る。こんな気持ちになるのは初めてだ。よっぽどストレスをため込んでたのが自分でもわかる。

 歩きながら挑発するように、どんどんどんどん身体強化魔法の出力を上げる。まだまだ、私はこんなもんじゃない。


 冷静にこっちを観察してた騎士も少しずつ顔色を変える。それでいい、私は油断して勝てる相手じゃないわよ。

 同時に背後に控えてた同じ赤い鎧の騎士連中が動き始めるのを、藍色の髪の騎士は手を振り上げて制止する。余計な手出しは無用ってことか。いいわね。増々気に入った!


 その直後、私の歩みを阻むようにして強力な魔力の揺らぎと共に出現したのは分厚い氷の壁だ。あの騎士が使ったのは間違いない。突破できるものならしてみろってことだろう。

 透き通った氷の向こう側には極上の獲物がいる。私の熱い思いを氷ごときで止められやしない。


 歩みを止めぬままに氷の壁に近寄ると、腰の入った拳を繰り出して一撃で砕き割る。私の足を止めるには不足ね。この程度じゃ数秒の足止めが精一杯だ。

 阻む物が無くなって、熱い視線を絡ませる。あんたの力はこんなもん?


 まるで以心伝心、アイコンタクトのようだ。

 私の思いが通じたのか、その直後にさらに濃密な魔力の気配を感じると、さっきよりもずっと分厚い氷の壁が出現した。透明だからどのくらいの厚さがあるか分かりづらいけど、半端なことはしないだろう。

 いくら私でも素手の打撃じゃ、これを砕くのは難しそう。だったら別の手を使うだけ。別にこだわりはない。


 手の内の一つを見せてやろう。今度は氷の壁の下から、鉄のトゲを激しい勢いでいくつも生やして粉砕してみせる。日の光を受けてキラキラと舞う氷が綺麗だ。

 私の歩みは止まらない。今度はこっちからだ。

 騎士の足元に鉄のトゲを生やしてみると、奴も魔力を感じ取ったのか、あっさりと一歩後ろに下がって相変わらず鞘に収まったままの剣で殴りつけて折砕いた。さすが。

 阻む物が無くなると、ずっと熱い視線は合ったまま。冷酷そうな顔の割には情熱的な奴ね。身体が熱くなるわ。たまらないわね。


 まだ距離はある。お楽しみはこれからだ。

 分厚い氷の壁の残骸を踏み越えると、またもや濃密な魔力の気配だ。発生源は藍色の髪の騎士の周辺だから、氷の壁じゃないだろう。ふふん、次は何かな?


 カンッと小気味いい音が私の前方で鳴る。その音を皮切りに次々と甲高い音を響かせる。

 私のアクティブ装甲が氷の槍を阻む音だ。騎士は自分の周囲に針のように細い氷の槍を出現させると、雨のように私に向かって横殴りに降り注がせる。


 日の光を受けてキラキラと光ってはいるけど、肉眼ではほとんど見えない攻撃だ。魔力に反応して自動防御してくれるアクティブ装甲じゃなければ、こんなものは避けられない。単発なら魔力を察知して避けることもできるけど、この量じゃ私でも無理だろう。

 面白い攻撃だ。いい、いいわね。はぁ、身体が熱い!


 多重展開したアクティブ装甲は、漏れなく私に直撃するコースを取る氷の槍を防ぎきる。

 歩みを止めない私と騎士との距離は、もうひと思いに詰められる所まで来てる。

 小手調べはここまででいいだろう。熱い視線は互いの思いを伝えあう。騎士は応えるように、鞘から剣を抜き放った。

 それを合図に、私は地面を爆発させるかのような勢いで駆けだす。もう我慢の限界だ!


 勢いを殺そうとでもいうのか、剣を構えたまま即席に氷の壁をいくつも出現させる騎士。

 そんな薄い氷に今の私は止められない。構わず騎士の目を見つめたまま氷を殴り砕いて接近する。

 剣の間合いに入った瞬間、今までに見たことのない勢いで上段から振り下ろされる剛剣。時が止まったかのような錯覚を感じる瞬間だ。

 避けることはできない。素手で受け止めるなんて論外だ。さっきまで使ってた軽いアクティブ装甲じゃ、剛剣の勢いまで殺せずに弾かれてそのまま叩き切られる。


 それでも私は肩口に迫りつつある剛剣に見向きもしない。目は騎士と合わせたままだ。

 騎士の冷たい顔に似合わぬ熱い視線に身震いする。ニヤけてしまいそうだ。そんな私に嫌な予感を覚えたのか、騎士の振り下ろす剛剣がわずかに鈍りを見せる。それは賢明な判断だけど、ちと遅い。


 励起状態から瞬間的に姿を現した装甲が剛剣を受け止めると、凶悪なニトロ化合物の炸裂を誘発させる。指向性を持った爆発は、一方的なダメージを騎士に与えた。


 とっさに下がる騎士だけど、私は接近する勢いを弱めていない。

 拳の間合いに捕らえることに成功した私は、満を持して赤い鎧を素手で殴りつけた。

「っ!? なにこれっ!」

 思わず声が出てしまった。鎧の感触がおかしい。まるでスポンジかウレタン、それか低反発の寝具でも殴ったような感触だ。衝撃の吸収力が半端じゃない。それでいて奥の方には硬さもある。

 驚いたけど面白い。こんなのは初めてだ。


 素材自体はミスリルよりもちょっと強度が落ちる程度の魔導鉱物だ。ただ美しい赤色と希少性もあって、値段は断然こっちの方が高い。たしかカーマイン鉱だったかな。トーリエッタさんに頼まれて何度か提供したこともある。キキョウ会御用達の外套で使ってる、墨色のカーボニウム魔導鉱や月白の青輝鉱に比べれば遥かに格は落ちるけど。


 もちろん単に素材を精製して鎧を作っただけじゃこうはならない。腕のいい職人が特殊な加工をしているんだろうけど、大したもんだ。

 騎士が態勢を立て直す前に何度か殴ってみるものの、大した効果は与えられてない。打撃には相性が悪そうね。

 僅かな時間の私の攻勢は、それほどのダメージを負ってない騎士の斬撃で終わる。

 いや、終わらせない。


 牽制のつもりで横なぎに払われた剣は、いつもの特製グローブがあれば殴り返すこともできただろう。

 ないものねだりなどするはずもなく、剣の軌道に装甲を出現させる。さっきと同じく爆発反応装甲だ。

 爆発の勢いによろける騎士の鎧をまた殴りつける。せっかくの面白い鎧だ。この感触を確かなものにしたい。いつか拳で破る、その時のために。


 同じことを繰り返すものの、騎士は適応してみせる。顔さえ守れば強力な防御力を誇る守りは固い。特に衝撃への耐性が優れてるみたいだから、爆発のダメージはほとんどないだろう。

 現に剣を繰り出す斬撃の鋭さはちっとも鈍ってない。そして騎士は私の期待通りの強さを発揮する。


 軽めに振るわれた剣を受け止めた装甲が爆発すると、騎士はその爆風に乗って私から距離をとる。ご丁寧に氷の壁を多数出現させて私の追い打ちを防ぐ念の入りようだ。ここまでされちゃ、追いすがれない。


 仕切り直すと、改めて剣を上段に構える騎士。今までとは雰囲気が違うわね。

 目が語ってる。来い、やってみろと。

「いいわ、乗ってあげる。勝負といこうじゃない!」

 馬鹿の一つ覚えと言うなかれ。挑まれたからには受けて立つのが私ってもんよ。

 これ見よがしに爆発反応装甲を展開して接近する。ただのハッタリなら顔を殴って終わらせる。鎧の防御力が優れていても、顔はむき出しなんだから関係ない。まぁ、そう簡単にはやらせてくれないかもしれないけどね。


 剣の間合いに入った瞬間、今までとは違う裂帛の気合が乗った一撃が頭上から迫りくる。

 後の事なんて考えない、力のこもった一撃だ。

「おおおおおおっ!」

 今度の騎士は気合の声を上げながら爆発反応装甲に剣を叩きつけ、凶悪な爆発から逃げることをしない。

 爆発を物ともせず、顔面に噴きつける炎を受けながらも、私を叩き切らんと力の限り剣を振り抜いた。


 驚いた。また驚かされた。

 爆発反応装甲は機能した。間違いなく凶悪なニトロ化合物が剣の衝撃に反応して騎士を爆発に巻き込んだ。

 だけど奴は爆発のダメージを無視して剣を振り抜いた。どっしりとした構えは爆風を受けきって、剣を鈍らせなかった。

 私を守るものは何もない。装甲は突破され、いつもの外套はなく半袖のシャツ一枚だ。素手じゃあの勢いの剣を逸らすことはできないだろう。

 左の肩口に吸い込まれる騎士の剣。

 肉を断ち、骨に達する嫌な感触。身体の熱が冷たい金属の剣に吸い取られるかのようだ。


 ――しかし、それは私の骨を切り裂くには至らない。そこまで私は許してやらない。

 今度は騎士が信じられないものを見る目で驚愕し、僅かに動きを止めた。

 その隙は致命的だ。だけど私はこいつを殺すつもりはない。そこまで理性を失ってない。

 酷い火傷を負った顔を殴る気もない。そして、この距離なら決して逃さない。


 私は妙な柔らかさのある赤い鎧の腕を掴むと、肩口にある剣をそのままに思い切り引き寄せる。肉がまた切れるけど気にしない。すっごく痛いけど気にしない!

 はっと気を取り直した騎士だけど、密着状態では剣も振るえまい。

 この世界の戦士が知らない技だ。何をされるのかと戸惑いが感じられる。

 引き寄せた身体から流れるように腰を密着させると、鎧の騎士を高々と舞い上げながら、会心の一本背負いを決めた。対人戦にはやっぱりこれがいい。

 地面に激突した衝撃は鎧が消してくれるかもしれないけど、背中を地に付けられた屈辱は感じるだろう。


 すぐ傍にある火傷の顔を見下ろして言ってやる。

「私の勝ちね?」

 この技を決めた後はいつもこのセリフだ。呆然とした顔からは、すでに戦意は失われてる。今までに倒して来た奴らもこんな顔をしてたっけ。

 私も思い切り暴れられたお陰か、この身を焦がすような衝動はもう感じない。なんか久々にスッキリ爽快。

 ああ、斬られた肩が痛むわね。

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