周回ごとに新しい情報が出てくる!
- ★★★ Excellent!!!
- しんにょう
(174話までのレビューです)
読者自身が主人公とともに異世界の言葉や文化などに慣れていく作品です。気がつけば主人公の気持ちとシンクロしていて、読者自身が異世界に飛ばされたように思えてきます。
ストーリーを追っていくうちに、ルビに頼らなくても異世界語を少しだけ読めると気づくでしょう。それほど作中の解説と例が面白くて充実しています。
異世界語がストーリーの鍵になっているので、一周目の楽しみ方は二度とできません。その代わりに二周目以降はアンロックされていく隠し情報を楽しめます。
こうして読破しても、ラテン文字の転写ではなく異世界の文字となればまた一から楽しめるという、なんとも不思議にどんどん惹かれていき、読み返してたくなる作品です。