#283 なんであんなことをしたんですか?


 俺は茫然自失としながら、レフィに自室へと連れて行かれていた。彼女はずっと無言だった。なんだか、眼差しが痛い気がする。

 部屋は一人で暮らすには丁度いいくらいの大きさだった。台所もあるし、トイレやシャワーなどは一式完備されているようだ。俺は居間に座り込んだまま、ただ壁を見つめていた。

 レフィはそんな俺を立って見下ろしていたが、しばらくしてから隣に座ってきた。


"Xatvasti先輩?"


 答えられなかった。現状がまだ飲み込めていないからだ。レフィはそんな俺を見ながら、ため息をついた。


"Edixa harmieなんであんな co es xaleことしたん la lexですか?"

"......Lefhistiレフィ, edixa mi以前に俺 melses xalijaとシャリヤは pesta no関係なかったのか?"

"Gennun mi私の質問に答え nunerl plaxてくださいよ, xatvasti先輩."


 まだ、俺は黙っていた。答えられなかった。シャリヤと俺がどのような関係だったのか。そんなことをレフィに言ってもしょうがない。なぜなら、この世界はシャリヤが俺と会うことのない世界として作られているからだ。何か勘違いしているとしか思われないだろう。

 レフィは怪訝そうな顔を更にこちらに近づけてきた。


"Paでも, jol co es tasto'iあなたは……をしようとしている. Fiもし co letixあなたが私で vintarvenある…… virlarteustの脚韻を z'es mi'st持っていたとして."

"Virlarteustusti脚韻? Harmoe lerいつから miss lkurf俺達は詩について mels durxe話してたんだ?"

"Irxa niv……と leadi'o ad……を qai'e plax……しないでください, xatvasti先輩!"


 彼女はこちらの頬を人差し指で突きながら、何やら言ってくるがそれが俺には全く分からなかった。多分"virlarteustヴィーラーテウスト"は多義語であり、ここでは「脚韻」では無かったのだろう。行動の理由を尋ねて、いきなり韻律の話になるとは思えない。


"Liaxa jol mi私はあなたの veles niv felifel……では texto fal好んで選ば co'd virlarteustれなくなったんですか?"

"Lefhistiレフィ......"


 まだ記憶に新しいシャリヤの説明が思い出された。確か、"virlarteust"は"viroto合わせること"であると彼女は言っていた。であれば、人間同士の"viroto"となると「パートナー」のような意味を表すように思える。彼女は俺のことをそう思っていたのだ。

 彼女は心配そうな顔で続ける。


"Xatva gennitek先輩は本当に記憶を als fal cirlaなくしちゃったんですか? Xelil ales.xalija'itアレス・シャリヤを見てから ler co es xorlnおかしいですよ."

"...... Liaxi mi at俺も分からなく qune nivなってきた."

"Metistaもしかして, la lex es surulあれって……だったんですか?"


 重かった空気を切り替えるかのような軽い口調がレフィに戻ってきていた。いかんせん、"surulズーウル"の意味が分からないために何も分からないのだった。


"Harmie esそのズーウルって surulustana's何なんだ?"

"Ers niv surul fuaアレス・シャリヤに勝つための...... molkkavoズーウルじゃ ales.xalija'ctないんです? Cun何故なら, Lernniejodalstostan……が……である es kalzanenのには疑問 filx nunoが無いですから."

"Hmmふむ......"


 "surul"の意味を聞いたつもりだったが、レフィは自分で勝手に考えて、勝手に納得してくれているようだった。どう言えば良いのか悩んでいたが、まだ真実は言わなくても良さそうだ。目の前の彼女はコクコクと頷いていた。

 "surul"は恐らく「作戦、方法」を意味する単語だろう。"lernniejodalstoレーンニェヨダルスト"だとか"kalzanenカルツァネン"とかは良くわからないがここでは理由を追捕するだけの文だから理解できなくても問題なさそうだ。

 レフィは好奇心を顔に湛えていた。興奮して顔が少し赤らんでいた。


"La lex esそれはユフィア yfi'a jisesnoの死ですよ, xatvasti先輩!"

"Harmie la lex esなんだそれ?"

"Cunだって, miss fergen'artz私達は第一の elmo lartass……である zu es人たちと戦うのを 1te elme……するんですよ!"


 レフィは意気揚々と言った様子で立ち上がって、握った手を嬉々として見つめていた。これから起こることにまるで強い希望でも抱いているかのような様子だ。

 しかし、それにしても「ユフィアの死」とはどういうことなのだろう。慣用句だったとしても本人に会ったことのある自分にとっては複雑な心境だ。


"Lefhistiレフィ, skurlavenija.yfi'aスキュリオーティエ家のユフィアは nilirs cafi'a'cサフィアに負けたのか?"

"Nivいいえ, molkkaver yfi'a'ctユフィアを破ったの es tirrakhir lirnaティーラヒー・リーナ furn・フーン dau'rilakaダウリラカ jaですよ, xatvasti先輩."

"Hmふむ......"


 レフィは首を傾げる。質問の意図を計りかねているのだろう。まあ、慣用句の意味はそんなに重要なことではない。

 ともかく今はレフィと共に学園生活を生き抜きながら、シャリヤ以外の人間がこの世界に送られていないかを探すのが第一だ。特にインリニアの所在が分からないのは心配過ぎる。

 そんなことを考えながら、俺はこの先の生活がどうなるのか全く見当が付けられないでいた。

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