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翌日の朝食後。



「…少し出かけてくる、夜までには戻るから夕飯は頼む」



彼女が後片付けを済ますと男が椅子から立ち上がりながら告げた。



「?どこに行くんだ?」


「支部の魔導院に登録に行こうと思ってな」



青年が不思議そうに問うと男は目的を話す。



「魔導協会のか…俺の記憶が確かならば、この近くにはダンタルとデミの二つの街にあったと思うが…」


「…詳しいんだな」



顎に手を当て思い出すように言った青年に男が驚いたように呟く。



「騎士団と協力する場合もあったからな」


「なるほどな」



笑いながら言った青年の言葉に男は納得する。



「じゃあ行ってくる」


「おー…」



男がドアを開けて言うと彼女がどうでも良さそうに返事した。



「召喚スキル『シュリオ』…『ライド』」



男は外に出ると直ぐにスキルを使って飛空艇を呼び出して乗り込んだ。



「…行ったか…よし、俺たちも修行を始めよう」


「はい!」



青年は窓から男が飛び立つのを見てそう言うと女の子が元気よく返事をする。



「今日は魔物と闘ってもらう」



そして修行内容を告げると指笛を鳴らして魔物を呼ぶ。



「ヘッヘッヘッ…」


「一応回復アイテムはあるが、あまり無茶をするなよ?」


「分かりました!」



魔物が近づいて来ると青年が疑問系で注意し、女の子は袋から盾を取り出して装備した。

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