第299話 ◆セレネおっぱいが更に大きくなる
◆セレネおっぱいが更に大きくなる
あたしは、なんと天使の子を身籠ってしまった。
嫁の子どもを身籠ったというのもおかしな事だけれど、こっちの世界では本当に何が起こるか分からない。
妊娠した女性はホルモンの作用で乳腺が発達し、出産後すぐに母乳が出るようバストはぐんぐん大きくなるらしい。
かく言う、あたしも例外にもれず、ヴォルルさんに大きくされたおっぱいが更に大きくなって来た。
これには、あたしの谷間を昼寝の憩いの場所にしていたシルフも面食らっていた。
さすがに、この大きさだと谷間は高圧力で窒息死の可能性もあるのだろう。
先日ついに、シルフが諦めてハンモッグで昼寝をしていた。
これも乳離れの一種だろうか?
・・・
苦しかったつわりの期間も無事に乗り越え、いまはお腹が空いて空いて、ひたすらモリモリ食べてばかりいる。
お腹もかなり目だって来た。 サリエルは毎朝あたしのお腹を愛おしそうに撫でている。
そんな時、あたしは「お前が生むんじゃんかったのか~い!」となんとか男爵のノリで突っ込むが、なんのことか知らないサリエルはもちろんキョトン反応だ。
生まれてくる赤ちゃんのために、産着やらなんやらを縫っているとメイアが珍しそうに見てくる。
メイアの服は魔力で自分の鱗を変化させて作り出しているので、裁縫が面白いのかも知れない。
試しに雑巾を縫わせてみたけど、小さな針を使うのは苦手のようだ。
出来上がった雑巾は、最初四角い布だったものが三角形になっていた。
ちょっと使いにくそうなのだけど、本人は気に入っていて掃除する時は、自分が作った雑巾を必ず使っているのがカワイイ。
・・・
その後、比較的穏やかな天候が続き、船はもう少しで「まりあ先輩の国」へ着くところまで来た。
たぶん入港して幾らも経たないうちに、出産予定日を迎えることになりそうだ。
なので、まりあ先輩にお願いして、しばらくの間滞在させてもらわなければならない。
アリシアには申し訳ないけれど、あたしは出産のため当分の間動けなくなるので、叔母であるヴォルルさんにララノアのところへ連れて行ってもらうようお願いした。
・・・
さて、さて、もう直ぐ生まれちゃいますよ。 セレネのお腹の中の子どもは男の子か女の子か?
みなさんも予想してみてくださいね。
では、次回へ続く・・・
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