第14話 本編を書くよ――エピローグ

で、エピローグ。


私はエピローグという位置付けの章がとても好きでして、作者によって味が出る部分だよなあ、となんとなく思っております。


大団円を迎えた瞬間の話だったり、事件が解決してホッと一息をついたキャラクターたちの日常だったり、次の巻への振りだったり――とまあ、いろいろ使えるわけですが、まだ続刊が出たことのない自分は、キャラクターたちの日常を描くことが多いですね。

TRPGプレイヤー(20年近くやってます)だからか、ゲーム中でボスを倒した後、キャラクターがどう動くのかに気が向きやすいのかもしれません。


とりあえず、残っている伏線がなかったかをプロットのあらすじと照合してチェック。

明らかに忘れているようなところがなければ、エピローグまで書き上げた時点で初稿は完成です。


お疲れ様でした!



なお、私の執筆スタイルは、一回で2000〜5000文字を出力し、続きの執筆に入る前に前回の執筆分の誤字脱字チェックをして、場合によっては加筆したり削ったりした後に本日の執筆に入るという感じです。

裁縫で言うところの返し縫いみたいな感じ。

なので、この初稿が仕上がるまで、原稿の執筆に詰まることさえなければ、全体のチェックをすることがほとんどありません。


また、この初稿、納品時に15万文字必要であるのに対して、6万〜10万文字です。

なぜなら、書くのをすっ飛ばすためにダイジェストにしていたり、地の文を書かずに台詞が続いていたり、と、スッカスカだからなのです。

とにかく全体の流れを固めたいので、そういう書き方に落ち着いたのでした。



と、言い訳したところで、次は改稿・加筆修正・校正の話に移ります。

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