眠り姫の憂鬱

作者 大地

13

5人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

女子高生が多大に怠惰な日々を過ごす話です。
ダラダラしながら始まって、
ダラダラしながら過ごして、
ダラダラしながら終わる。
しかし、それが面白い。

女子高生の毎日は怠惰で儚い。
そう思いながらも、毎日を昼寝で過ごします。
むしろ昼寝を自分の使命だと感じるように。

ネタバレになってしまうので細かくは言えませんが、
女子高生は現実逃避と現実拒否の言葉を紡ぎます。
しかし、それでも自分が現実の真ん中にいる事を自覚したり、
現実との繋がりを行っています。
むしろ現実をちゃんと見ているからこそ、
目を逸らしているのかもしれません。

だからこそ、彼女は眠ります。
飴のように溶けてしまう、甘い夢を見るために。
すぐそこに現実があると知っているから。