嘘松アーニャと夢色異世界

作者 ピクルズジンジャー

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★★★ Excellent!!!

虚言癖のあった友人アーニャが行方不明になった。
「トラックに跳ねられて異世界に転生した」とのLINEでの連絡。
嘘だと思って呆れていたが、彼女の物語は止まらない。
そこから始まる夢のようなアーニャの物語(アーニャサーガ)と、
その周りで盛り上がる現実世界の話。

アーニャの話はあまりにも設定含めて穴だらけなのに、
物語が進むにつれ、嘘だと断言できなくなっていきます。

読者であり語り部の「私」とシンクロするみたいに、
読者である私もまたアーニャの物語に吸い込まれていきました。
「私」と一緒にアーニャに呆れたりツッコんだりしつつ、気付けば彼女から目を離せなくなる。
ここまで感情移入できる語り部はなかなかいない…!

夢の世界でしか生きていられなさそうなアーニャ。
幸せだと言うけれど、羨ましいとは思えない。

彼女は何処にいったのか。
読んでぜひ確かめてみてください。
とても面白かったです。

★★★ Excellent!!!

 知人の事情を知った上でSNSを防寒する物語。とても面白いです!
 異世界からなんて到底信じてもらえないであろう所からのツイッターで配信するアーニャとネットの反響具合がちょっとリアル。徐々にアーニャ自身も歪んでいき、嘘か本当かが曖昧になっていく様もぞくぞくしていきます。
 人間のリアルな歪みを表現した面白い内容です! 気になったら読んでみるといいかもしれません。

★★★ Excellent!!!

導入から面白くて最後まで一気に読みました!

嘘つきな女の子・アーニャが突然いなくなり、ある日「トラックに轢かれて異世界に行ったの」と連絡がくるところから、物語はどんどん加速して、僕たち読者は嘘つきアーニャの世界に引きづり込まれます。

彼女の語る物語がSNSでどんどん拡散されていくところが現代的でとても面白く、思わず声を出して笑ってしまいました。

本当にアーニャちゃんは異世界に行ってしまったのか? それとも全部アーニャちゃんの嘘なのかは、ぜひとも読んで確かめてほしいと思います。

★★★ Excellent!!!

ウェブで噂が独り歩きする様子が、湊かなえ氏の「白ゆき姫殺人事件」のようです。
読む前は、1話が長いのでは? と思ってしまいましたが、読後は印象ががらりと変わりました。
このストーリーは、途中で区切らない方がいい。
気付かないうちに引き込まれ、一気に読めてしまいます。

★★★ Excellent!!!

『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』は故米原万里氏のノンフィクション。かの名著を本歌取した今作、一体どんな物語なのと読み進めたのですが、なんとまあ、アーニャの生き生きしていることか。その嘘かもしれない、ってか嘘でしょうという薄ら寒さすら人肌が感じられる。語り手の「私」の目(というか端末)を通してるから、「私」のアーニャに向ける同世代の同性に向ける親しみと冷酷さも、ひどく生々しかったです。特にアーニャのヲチスレを覗いて溜飲を下げるくだりは、職場のお昼休みと一緒ですね★
余談かもしれませんが、今作を読み、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』を再読したくなりました。物語はこんな出会いと再会を与えてくれるからやめられない。

★★★ Excellent!!!

なろうやらカクヨムやらに沢山ある異世界モノの主人公たちがSNSしてたら同様にウソくさいモノになるんじゃないか、本当だったとしても、とか考えてしまう。いや本当って何よ。
ウソにウソを重ねたウソを日々の糧にしてる自分って真実の存在なの、フィクションと現実の境界って何なの、ということを考え出したらけっこうキツい。

★★ Very Good!!

嘘つきアーニャは異世界に旅立ったという。

それを傍観している側というのは、非常に物珍しさを感じて、読み進めました。

なんだろうこの荒唐無稽さ、自己顕示欲にまみれた行動は、と否定的な感情も湧いてくる中、気がついたら物語に取り込まれています。

どんな話でもファンはついて、嘘だと思ったことは本当のように認知されたりします。

けど、それは果たして嘘なんだろうか?
真実はどこにあるのだろうか?

疑問を持って仕舞えば、もうあなたはアーニャの虜です。