「ッ!!!?きゃあぁぁぁぁぁぁ!!!」

(…デスヨネー…)

「ほ…ほ…骨が…いっぱ…」

「何なのココ…何なのよぉ~~~」

「まぁ、この意味不明なトラップの犠牲者…って所だね」

「何で、お前は落ち着いてんだよ!!!?」


ユウキの冷静な分析に、少年は興奮気味に食ってかかる

少年は、今の現状に明らかに混乱していた

何処に、自分の落ち着かない気持ちをぶつけて良いのか分からない

とりあえず、八つ当たりしてる状況だ


「いや、これでも大分混乱してるんだけどね

 それでも、キミたちより早くココに着いたからね…

少し落ち着きは取り戻せたって感じだよ」

「そ、そうよお兄ちゃん!

それより、助けてくれた人に八つ当たりしないでよ」

「あ…あぁ…そ、そうだな…悪かった」


妹に諭され、落ち着きを取り戻した少年

素直にユウキに謝罪した


「良いよ、この状況だと混乱するのは仕方ないと思うし

 (骨じゃなかったら、僕もだいぶ混乱したと思うし…)」

「とりあえず、移動しませんか…?

 ココだと、落ち着いて話せませんから…」


少女は辺りを見回して言う

確かに、楽しくお喋り出来る雰囲気は1ミリも感じられない

少年もユウキも少女の意見に賛同し、横穴へ移動する事にした


(また誰か落ちてくるとけないから、魔法はかけたままにしとくか…)

「それにしても、こんな罠があったんだな…

 入口に看板してきて、ある意味正解だったな」

「看板って…どんな看板??」

「『危険立ち入り禁止』の看板ですわ

 何かお宝があるかもと思いまして、調べてる間の人避け…と思ったのですが

 本当に『危険』だったとは思いませんでしたわ」

「あぁ…そう…(何気にチャッカリしてる…)」


思っていた以上に計画的な2人

なのに、罠を予想していなかったという杜撰さ

まぁ、人の事は言えないのだが…熟練…という言葉からは

まだまだ遠いと思われる2人


(冒険者なのか…でも、見た感じ…まだ学生って気もするけど…鑑定)


―◇―ステータス―◇―


シ―ヴァ・エイル

年齢:18歳

身長:170㎝

体重:58㎏


レベル:15

職業:学生

スキル:鑑定(10)・護身術(8)


HP:190

MP:375

攻撃力:90

魔法攻撃力:150

防御力:90

魔法防御:150

力:90

素早さ:150

命中率:150

運:200


―◇―  終  ―◇―

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