勘違いは続く
(やっぱり!これで、ポーション系は一つ先に進めるぞ!)
「んだよこの草…おい、活性草の群生地の中心まであと少しだ
さっさと進むぞ」
「いや、活性草はあったよ…このデッカイ草が活性草なのさ」
「はぁ!!?マジで!!?」
「てか、キョウヤも鑑定持ってるんだから、使いなよね」
「…はっ!それくらい分かってるに決まってるだろ!
(そういえば、そんなスキルもあったな…うん)」
(絶対忘れてたよね…)
と、いうわけで、早速採集を開始する事になった
「次も俺が勝つ!!」
と、気合十分なキョウヤ
(はぁ…ま、今回も1回引っこ抜くだけにするか…)
やる気が無いユウキという、対極的な反応の2人
(俺に負けるのが分かってて、やる気が出ねぇんだな~♪)
(なんか、盛大に勘違いされてる気がする…)
キョウヤは積極的に活性草を引っこ抜いて行く
一方のユウキはキョウヤから死角になる所にいって、1回引っこ抜く
まぁ、採集に夢中でユウキの方なんて見てやしないけれど…
―採集(活性草30個)<本日中>をクリアしました―
☆スキル:採集を獲得しました☆(キョウヤ)
「よーし!スキルゲットだぜ!」
「おめでとー」
「何で、そんなに棒読みなんだよ…
さては、俺があんまりにもサクサクスキル取るから
嫉妬してるんだろ~?」
「(いや、それだけは絶対ない…)
別に~、ただスキルの確認とかしねぇんだなぁ~…と思って」
「んなもん、採集関係だろ」
(…それはそーなんデスケドネ…)
思っていた以上に、スキルなどに対して大雑把なキョウヤ
(キョウヤ…ホントに、自称神様が特典つけてくれてなきゃ…
生きていけなかったんじゃないかな…)
魔獣も鑑定せずに突っ込んでいくキョウヤ
ここに住んでいる人たちは、全員が全員鑑定を持っているわけではないが
街周辺にいる魔獣については、基本的に周知されているので
特性やらステータス値は知っている事が多い
しかし、キョウヤは何も知らないのに、突っ込んでいく
(初めは、情報集めたいって言ってたから、色々調べる慎重派かと思ったけど…)
どうやら、バトル系については大雑把なのは間違いないようだ
しばらくは、ユウキの目の離せない戦いは続きそうだ
「それじゃ、さっさと帰ろうぜ」
「あ、ちょっと待って、ココの活性草も沢山採集するから
休んで待ってて」
「またかよ…ったく、しゃーねぇなぁ…」
そう言いながら、キョウヤは日当たりのいい場所を探し
そこで横になる
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