料理の挑戦も計画的に

「これで…ボアの肉に塩味をつけて、焼けるぞ!!」


2日ぶりの味付きの食事にワクワクしながら、料理を始める

まず、魔石で火を出し、フライパンを熱する

そして、インベントリからお肉を出し、フライパンに入れる

すると、肉はジューと音をあげながら焼けていった

すかさず、塩をふりかけ、更に焼く


「あ゛…箸とかフライ返しねぇわ…

 しゃーない…今は手でひっくり返すか…」


油もひいてなかったので、フライパンに少しくっついているが

気にせず、ひっくり返す


「あっつー…やっぱ、熱いよな…」


火を通しているのだから、当たり前である…

しかし、そんなツッコミを入れてくれる人は誰もいない


「ん~…こんなもんかな…?」


多分、火は十分に通っているだろう…という事で、火の魔石を止め

冷ましていく

ちなみに、皿も箸も無いので、そのまま手で食べるしかない

まぁ、先程手でひっくり返したので、もう気にしないだろう

冷めた頃に、手で肉を掴んで、かぶりつく


「おぉ!!うまい!

 やっぱ、塩あるだけで、違うなぁ!!」


久し振りに自分好みの味に感動するユウキ

これから、あの味気ない料理を食べなくて済むと思うと

心は晴れやかだった


「あ…せめて、座って食べるか…」


フライパンごと寝室にあるテーブルの所へもっていき食事をする


(とりあえず、キッチンにもテーブルと椅子設置早くしないとな…

 あと、皿とか箸とか…

 メイキングするより、買った方が早いかなぁ…)


そんな事を考えながら食事を済ませ、流し台へ、フライパンを持っていく

水で洗えるが、タワシやスポンジが無い…


(…とりあえず、軽く洗ったが…ココって、洗剤とか石鹸とか…

 スポンジが無くてもタワシ的な存在あるのかな…

 あと、タオル…)


必要な日用雑貨が出てきたので

ユウキはひとまず買い物に行こうと思うのだった


「ちなみに、ご飯食べたらMPとか回復すんのかな?」


―◇―ステータス―◇―


ユウキ・キハラ


年齢:14歳

身長:137㎝

体重:30㎏


レベル:2

職業:冒険者

才能:多趣味・好奇心・天才児・運動神経抜群

スキル:インベントリ・鑑定眼・メイキング

    採集(1)・格闘術(1)・剣術(2)

魔法:水

HP:300

MP:100/300

攻撃力:300

魔法攻撃力:300

防御力:300

魔法防御:300

力:300

素早さ:300

命中率:300

運:300


―◇―  終  ―◇―


「お、MPが100回復してるぞ!

 まぁでも…1回こっちの世界の家具とか食器見てみないとな…」


このままでは、家の中は元の世界を忠実に再現しそうだ

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