掌篇ながら、強烈なインパクト。最後の忠告がストンと府に落ちます。お婆さんの講釈も説得力を持ちます。やっぱり健康維持には手を抜かぬようにしよう。私の表ルールは短編にはMAX2つですが、裏ルールに従って星3つ付けました。また、この作者の「眼科医 新見三太郎のカルテ」はお薦めです。
……条件付きだけどね。
ある病院では、「夜勤に金縛りにあったら報告するように」というルールがあった。ストレス起因で金縛りに遭ったことのある作者様は、「変なルール」という程度で、さほど気にしていなかったのだが……。組織には昔から続いているルールがあって、一見、変だと思うものにも、しっかり理由があります。それは「日本」という大きな組織にも言えることで、昔から続いている「ある音の共通性」にも、きっと理由があるんだと思います。怖いのは幽霊だけではありません。。
恐ろしいのは死んだ人の霊ばかりではない。むしろ、もっと、厄介なのは…。
金縛りは生理現象? 本当に? 頭が起きているのに体が寝ているだけ? 本当に? もしかしたらその中に、ホンモノが混ざっているかもしれない。金縛りにあったら報告するという奇妙なルール。でもそれを守らないと、あなたの身に恐ろしい出来事が……。