後日談短編6:たまには2

ショウタは大胆にもファロの体に手を伸ばす。目的の代物を見つけると、そこをゆるゆると擦り上げた。

「おい、ショウタ……」

焦ると、しーっと人差し指を当てられた。その指をちろりと舐めると、ショウタが指ではなく唇を押し当ててくる。積極的に舌が入ってきて、いつもと違ってファロの口内を攻めて来た。その間にもすっかり育ちあがったものは、いまやショウタの中に入りたくてうずうずする。

「ショウタ、これ外せ」

足は自由になるので、本気で暴れようとすれば逃れられるのだが、ショウタを傷付けたくはない。しかしショウタは鎖を外す気配はなく、こともあろうにすっかり大きくなったものを咥えてしまった。


「……っ……」

小さい口で一生懸命頬張っているのを見ると、それだけで堪らない気分になる。ショウタは口に入らない部分を手で擦り上げつつ、舌を裏筋にはわしたり先端をちろちろ舐めたりして、ファロを追い上げていく。

「出すぞ」

予告すると、いいよと言う代わりに吸い上げられた。遠慮なく放出すると、コクっと音を立ててショウタが飲み込む。

しかしやっぱり物足りない。自分で思いっきりショウタの中を擦り上げて、その胸の飾に吸い付かなければ、イマイチした感じがしない。


「おい、ショウタ」

出たばかりのそれを、ショウタがまたいじってきた。自分自身には全く触れないところをみると、どうもファロを一方的にいかせたいらしい。

「だーめっ、今夜はファロをへろへろにして、明日足腰立たなくさせるんだからっ」

今日の昼食の件で怒っているのだろうと当たりをつける。確かに昼食時はぶすっとしてたし、夕食のときには何やら楽しそうになっていた。これをずっと計画していたらしい。

蝶の一族をへろへろにさせたいなら、一晩じゃ正直言って足りないのだが、ここはショウタの目論見をつぶす方が先決だ。ファロもいい加減自由にショウタを味わいたい。

「……あれは悪かった。お前が可愛かったから、ついからかいたくなった」

「反省してる?」

「してる。だからこの鎖を外せ。お前を抱きしめて眠りたい」

そういうとショウタはにこっと笑った。「しょうがないな~」と言ってあっさり鎖を外す。ショウタは本当に騙されやすい。


「……ほわっ」

鎖が外れると、問答無用でショウタを押し倒した。自分の腕に巻き付いていた鎖を、今度はショウタの手に絡ませる。余った部分を片脚にくぐらせると、なかなかそそられる格好になった。

「ああ!ファロ、騙したなっ!寝るんじゃなかったのかよ」

「お前を思う存分堪能してから寝る」

ショウタに鍛えてもらった部分を遠慮なく体内に潜り込ませた。さっきまで散々受け入れていたところは、まだ濡れた感触をもってほころんでいる。

「あぁっ……うそっ……もう、むりっ」

「弄んでくれた礼はしないとな」

「い、いらなっ……あっ……ぁあっ……」

すっかりファロの形を覚え込んだショウタは、本人の意思と関係なしに、美味そうにファロを食い込む。熱くて心地よい締まり具合の中を、ショウタのいいところばかり狙って揺さぶった。


「ふぁっ、あっ、ごめ……なさっ……ゆるして……っ」

先程まで散々泣かせていた体は、素直にまた感じ始めた。体力的には限界なのだろうが、もう今夜は寝かせてやらないと決める。

謝罪は無視して、ショウタがいってしまわないように、指で弱みの根本を締めあげた。それでも遠慮なく奥まで突き上げると、ショウタが泣き始める。

「ひゃああっ……や、だっ、これやだっ……おかしく、なるっ」

いく、いっちゃうと叫び始めたところで、中を激しく攻めると、ショウタが出さずにびくびく震えた。きゅっときつくなった中を更にすりあげ、奥でファロも放出する。

「あ、あぁっ……ひど……」

文句を言おうとした唇を塞いだ。まだしばらく付き合わせようと決める。

その晩、ショウタの可愛らしい悲鳴は、明け方まで途絶えることがなかった。



「だから言わんこっちゃない」

アオがある程度の予測をもってショウタの部屋を訪ねても、ショウタはうんともすんとも言わず、起きる気配が全くなかった。今日は朝ごはんだけでなく、昼ごはんもパスするらしい。あとでサンドウィッチでも届けさせよう。


アオは午前中の休暇をのんびりと過ごしたのだった。

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