後日談短編4:嫉妬2

照れてもじもじするショウタは大層可愛らしかった。だから、らしくもないことをしてみたいと思ったのかもしれない。

ファロは少し顔の赤くなった愛しい妻に腕を回し、軽々と抱き上げた。そのまま寝室に直行する。ベッドの上に優しく降ろすと、ショウタが照れたように見上げてきた。


「す、するの……?今から?」

「俺のために一年半尽くしてきた嫁のためだからな。女を抱かせてやることはできないが、サービスしてやる」

そういって服を脱がしにかかると、ショウタはおたおたし始めた。

「ま、まさか抱かせてくれるっていう……!?」

「ばーか、そうしたきゃ実力で何とかしろ」

ベッドの上の腕力では、年を重ねてもショウタが勝てる日は来ないだろうが。


一糸まとわぬ姿にすると、真っ白な肌が露になる。いつもだったらここで胸の飾りを攻めてあんあん言わせるところだが、今夜の目的はそれではない。

にやりと不適に微笑んで脚に手をかけると、感づいたのかショウタが脚を閉じようとした。

「そ、それ、しなくてい……んっ」

抵抗を押さえつけ、自分のに比べれば随分小柄なものを、口の中に迎え入れる。正直やってみたことは一度もないのだが、やらせたことは何度もあるので、気持ちよかったことを思い出して奉仕する。裏筋を舐め上げ、先端から溢れるものを啜り上げると、ショウタの内腿がぴくぴく震えた。


「あ、嘘……ん、こんな……」

気持ちよさよりも羞恥が上回るらしく、顔が真っ赤に茹で上がっている。思わずといったように手で顔を覆うが、好奇心には勝てないらしく、指の隙間の瞳と目が合った。

「あっ……気持ちいい、ファロ……」

前後不覚になるまで攻め立てられるのも、本人は嫌いではないだろうが、理性をもって交われるのも新鮮でいい。ショウタは所在ない手をファロに伸ばし、髪や耳の後ろを撫でた。

褒めるように喉まで迎え入れて、顔を動かしながら吸い上げると、小さく呻き始める。限界が近いのだろうと思い、先端をチロチロ舌でいじったら、ぴくぴく震えてショウタが果てた。躊躇わずに飲み込む。


「あ、汚いよ、ファロ……!」

焦って何とかしようとするショウタが更に可愛い。もうどうしようもないというのに。

「満足したか?」

女は抱かせてやれないが、パートナーとして消化不良な妻のリクエストに応えるぐらいのことはしようと思った。やはりショウタはファロにとって特別な存在なのだろう。ショウタは真っ赤になりながらも、ブンブン首を横に振った。

「ああ!?せっかく奉仕してやったのに……」

ちょっと腹が立つ。

しかしショウタが俯きながら、小さな声で言ったことで機嫌を直す。


「あの……やっぱり抱いて下さい……」

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