第217話寄劉蘇州
寄
去年八月哭微之 今年八月哭
泣罷幾回深自念 情来一倍苦相思 同年同病同心事 除却蘇州更是誰
去年の八月に元稹が死して哭き、今年の八月には崔群が死して哭した。
この老人の両眼が堪えきれず涙を溢れさせるのは、いつも秋風が木々を枯らす季節。
涙を必死におさめて二人を思い出せば、さらに悲しみがこみ上げ、彼らへの思いが募る。
同じ年、同じ病、そして同じ心を持つ人は、
※
※
○大和六年(832)、洛陽の作。
○古くからの友人も少しずつ、鬼籍へ入っていく。
残された白楽天の寂しさを、同じく残ってしまった同い年の友人の
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます