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「んむ~!んむ~!!」
このお姉さんの言う事が嘘か本当か冗談かはさて置き。
とりあえずさっきのように美人なお姉さんを椅子に拘束して布で口を塞ぐ。
「本当の事を教えてくれたら、さっきみたいに気持ち良~くしてあげるよ…?」
そして後ろから色気を出した声で囁くと美人なお姉さんは背筋を伸ばして何回も首を縦に振る。
「…ぷはっ!織田吉成という名前は名詞のようなモノだ!代々受け継がれていく名前で、性別は関係ない!」
布を外すと美人なお姉さんがまくし立てるように説明し始めた。
なるほど、コードネームのようなモノか。
…つー事はこのお姉さんが本当に裏社会のドンで、愛梨を拐うよう指示した黒幕…になる系?
…おいおいおい、ソレは流石に想定外だ。
黒幕が女だった場合の事を考えるのを忘れてたぜ…
…どうしよう?…まあとりあえずこのお姉さんを5回ぐらいイかせてから考えよう。
半妖はほとんど始末したしソレからでも遅くないハズ。
「…じゃあ約束通り…」
俺はポーチから星砂が入ってるやつよりも小さい小瓶を取り出して蓋を開け、中の液体を人差し指の先に少し垂らす。
…ショコラ達みたいな鍛えてたり耐性がついてる奴らには普通の効果しかない媚薬だが…
一般人には意外と強力だからあまり量を使い過ぎないように気をつけないと。
「んあっ!!」
「さっきよりも気持ち良くなれるよ…良かったね」
本来なら口の中や鼻の中…下の口とかの粘膜に直接塗った方が効果は高いんだけど、別に本気で調教するワケじゃないので普通に胸に塗る。
…コレは超即効性で普通に持続力が無い市販品だから大した効果は望めないが、今回は短時間保てば良い。
拷問だか尋問用じゃなくて女の子を気持ち良くさせるための薬なんだし。
…ふへへ…女の子に薬を使っての性的なイタズラなんて久しぶりだな…
性的に興奮しないよう気をつけて楽しもう。
そしてその後に目の前に転がってる青年を殺して催眠術でもかけて洗脳すりゃあ十分だろ。
…催眠洗脳なんて普通にやると手間がかかって面倒だからあまりやらない手段だけど。
だって理性を低下させて精神的ショックを与えて隙を作ってからの刷り込みだし。
理性を低下させるだけなら媚薬を使えば簡単に出来るが…
その次の精神的ショックを与える、ってのが難しい。
今回みたいに男の仲間や部下が近くに居れば楽だけど、そんな都合の良い展開なんて稀。
俺がこんなんする場合は大体周りの邪魔者を排除してからの一対一だから、精神的ショックを与える手段ってのが限られてくるんだよね。
「んあっ!ああん……あっ!」
…とりあえず今回はどういう風に強制するか…
女性の忍者や一般人女性には手を出さない…的な感じかな?
おっと、そうだったそうだった…藍架や愛梨…俺の事についての記憶も消しとかないと。
「気持ち良い?」
「良い!凄く気持ち良い!もっと!」
「うん、分かった」
俺の問いに美人なお姉さんが頷いて催促して来るのでニヤリと笑いながら返し、手を胸から腹へと下げて行く。
…さて、そろそろ快楽と恐怖を同時に与えるとするか。
「あっ!そこ…イっ…!」
「リアクター、オン」
右手のゴールデンフィンガーの動きで美人なお姉さんをイかしつつ…
左手でポケットから『柄(仮)』を取り出し魔石の魔力を使って詠唱破棄で魔術を発動させた。
「っ!?」
そして魔術で形作られた刃を半妖の青年へと伸ばし、無詠唱の炎魔術で右足を爆発させてバラバラにする。
「!?な、何が…あんっ!」
「…どうやらお姉さんが一回オーガズムに達する度にあのお兄さんの四肢が削れて行くみたい」
突然の状況に驚く美人なお姉さんに弄る手は止めずに説明した。
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