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では無く、もうちょっと続く。
だって俺の精神状態ではもう幸せ過ぎて今すぐ死んでもいいぐらいだもん。
それだけ女神とのデートは楽しかった。
まあ、この感じになるのはいつもの事だけども。
リザリーやマキナやショコラと色々あった時とか主に。
ただ描写が面倒だっただけで。
どんな扱いされようが俺は女の子と一緒に居れればソレで幸せだ。
そして女の子に挿れればもっと幸せになると思う。
童貞の俺にはきっと物凄い気持ち良さだろう…!
夢で幾度となく体感?してるとは言え所詮は夢!
現実はきっとヤバいはずだ!…楽しみではあるが相手がいねぇ。
俺を興奮させて、且つ暴走させないように、ヤらせてくれる女は…
今のこの世界には存在しない…!
女神に手を出して暴走しようもんなら大惨事よりも大変な事になるし。
…ってアレ?今更だけど…
さっきの完。って結構上手く纏まってたんじゃね?
あー!上手く締めれるチャンスだったのにー!
くそッ!まあいいさ、生きてればチャンスを逃すなんて一度や二度では無い。
「…たまに、うるさい」
「だったらいい加減サトリの能力をOFFにしろよ…勝手に流れ込むとしても、プライバシーもヘッタクレもねぇよ」
「楽しいから、嫌だ」
楽しいからって…こんな邪な考え聞いてて何が楽しいんだか。
「それに」
「なんだ?」
「ポーカーフェースで顔に出さないから、そのギャップが余計に楽しい」
「俺の努力が嫌な結果を生んだ…」
俺は当然、元からポーカーフェースだったわけじゃない。
感情や思考を読みとられないように試行錯誤してポーカーフェースになるよう努力したんだ。
俺の技術は全て努力と運による結晶だ。
そういえば昔、努力出来るのは才能があるからだ。と言われたがソレは違う。
努力なんて誰にでもできる。
例えば…生きるための努力だ。
息を吸う、心臓を働かせる、血液を全身に流す。
足を動かして歩く、手を動かせて物を掴む。
思いを、考えを伝えるために声をだす。
人は誰しも何かしらの行動をするために努力している。
今を生きてる事や今を生きようとする事。
それこそ努力してる事になるだろ?
普通に息を吸えるのは努力したから。
心臓が動いてるのは、血液が全身を巡ってるのは…努力したからだ。
今生きてる…心臓が動いてる奴で努力してない奴などいない。
努力が才能ならば世界中の全ての生物がその才能を持ってる事になる。
才能とは選ばれし者が持つ力だ。
世界中の生物ができる事を才能とは言わない。
つまり、努力は才能云々の話じゃないのさ。
「そろそろ還る」
「そだなー、流石にグリトニルも探してそうだし」
「また」
「今度は…と言うかもう俺と会うのは天界だけにしてくれ」
いつ冥界の魔王が攻めてくるかとドキドキしっぱなしやわ。
もし魔界から女神を狙って超獣やら獣王やら独狼やらが来てたと思うとヤバいぜ。
女神ガイアに指一本足りとも触れさせない自信はあるが、間違いなくこの世界がめちゃくちゃになる。
「考えておく」
「…そうだな、考えておいてくれ…あとアテナ達にあの事を伝えておいてな」
「分かった」
はぁ…今度はアテナ達とこの世界で行動しないといけないのか…
あ、その前にあの少年にもソレを伝えなきゃいけねえな。
「じゃあな、楽しかったぜ」
ホテルの一室で女神ガイアを天界に影移動させ、いつもの公園のいつものベンチに向かう。
あー…一応神々とあの少年を会わせる事を調停者にも伝えないと…ふわぁ…一眠りしてからでいいか。
陽が沈む頃、いつもの公園に到着。
「は?」
いつものベンチに向かって歩いていると一瞬目の前が真っ暗になった。
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