第6話
「今日もね、すごかったんだよ! ね、優磨兄さん!」
「うん。 颯爽と現れてさー。かっこよかったね!」
だから、帰りが遅かったんだと大輝は笑う。
兄である真人、一心は物心がついたときから超能力を使える。人や物を止めたり浮かしたりする念力、他の人物に力を見られたとき用の記憶操作。四人は使えずに、二人だけが使える超能力。それを使った後に、必ずしも行われる弟四人での自慢大会。二人には照れ臭くて言えない、秘密の会議。
布団に四人で寝転びながら、それが今日も始まった。
今日の発表者は、優磨、幸だ。
今日は、二人で何かスマホを(二個目)買いに行こうと外出していた。兄弟の中で一つしかもっていないのは優磨と幸だけだった。一つでは飽きてしまう。スマホを買いに行こう!と二人で古い街中を歩いている時だった。
「痛っ!」
優磨の話を笑いながら聞いていると、急に後ろからの衝撃。結構な勢いがあった為に、幸は思わず転びそうになったが優磨が支えてくれたお陰で転倒せずにすんだ。
「もうっ、痛い! 一体なに、」
「ひ、引ったくり……!」
肩を押さえて、ぷんすかと怒っていると、後ろから弱々しい声が聞こえた。
後ろを見てみると、その場にしゃがみんこんで、手を伸ばしているお婆さんが一人。今度は前を向けば、花柄で可愛らしい小さな鞄を脇に抱え込み、走っている男の姿が。
そこからは早かった。
「優磨兄さんっ!」
「これは見捨てられないよ・・・」
やばい、幸は思った。目が笑っていない優磨兄さんはマジ切れしてる・・・
優磨が男に向かって走り出す。その間に幸がお婆さんの元へと駆け寄り、大丈夫ですか? と手を取って立ち上がらせる。ありがとう、と言って立ち上がるが、お婆さんが心配そうな表情で優磨の背中を見る為、それに幸はにこりと笑って言った。
「大丈夫ですよ! 優磨兄さんなら!」
一方、男を追い掛けた優磨は、相手はお婆さんの元から結構離れていたが、その背中を全力で追い掛けて、もうすぐ近くにいた。
近付いてくる足音で分かったのであろう、男は後ろを見て、優磨を睨み付けた。
「……んだっ、てめぇ!」
「あはは・・・俺? 俺、優斗って言うんだけど覚えて帰ってね。 ま、帰るのはけーむしょだろうけど(笑)」
「ぐはっ……!」
あっという間に追い付いた優磨は、追い掛ける勢いのまま、男の腰へと飛び付いた。その衝撃に耐えられるわけも無く、男はそのまま地面へと転がり、顔面をぶつけた。
そのまま俯せになっている男に跨がり、足を組んだ。
「お前……っ」
「 返す? その荷物くれるかなぁ?」
「ふん、くれてやる。・・・すみません、分かりました!!!だから、やめてくださいいいいいい!」
「ギブアップいただきましたぁ(笑)」
相変わらず、優磨兄さんは・・・変なところでSさを発揮するよなぁ
「ありがとうね……お兄さん、怪我はないかい?」
「大丈夫ですよ。ああいうことしてるやつ見るとイライラするんで・・・」
あれから、捕まえた引ったくり犯は幸が電話で呼んだ警察に連れていかれた。
それから何度も何度もお礼を言うお婆さんに、二人は同じように何度も大丈夫と伝える。盗まれそうになった鞄の中には、旅行に行く為に銀行で卸した結構な大金が入っていたようで、盗まれなくて本当に良かった、とお婆さんは言う。
何かお礼を、と言ってくれたが、大丈夫、と伝えると、じゃあこれを、ともう1つ持っていた風呂敷から、お菓子が沢山入った袋を差し出された。
「これね、孫にあげようと思ったんだけどね、あげるわ」
「え、でも……」
「孫は小さいから、貴方達には足りないかもしれないけど……もし良かったらもらってくれんかねえ……」
孫にはまた買えばいいから大丈夫よ、本当に捕まえてくれたときは嬉しかったの、と優しい笑顔で言ってくれたので、優磨と幸は顔を見合わせて、じゃあ、とありがたく受け取った。
「僕たち六人兄弟なんです! みんなで食べるます!」
「ありがとうございます! 今度から、気を付けてくださいよ!」
にこりと笑って本当にありがとう、と深々と頭を下げられ、二人はお婆さんと別れた。気を付けてね!とお婆さんに手を振り、やがてお婆さんが道に曲がって見えなくなると、お菓子が入った袋を大事に抱え、二人は歩き出す。
歩きながら、袋の中を見てみると、皆で分けられそうなお菓子が沢山入っていた。
「お菓子、いっぱいだね!」
「後でみんなで食べようね、優磨兄さん!」
「うん!」
確か兄さん達まだ家にいたはず、と、とりあえず一回帰って、お菓子を置いてこようと、帰宅しようと家に向かって歩いていると、ゆらりと、隣に誰かが立つのを感じた。それと同時に後ろからも何かの気配を感じ、大きな影が自分達に重なったのを見て、二人は振り返る。
するとそこには、とても体格のいい金髪の男が煙草を吸ってこちらを睨み付けていた。
「ちょーっと、話し合い、しない? ね?」
「ぁぐっ……!」
「幸!」
横と後ろに立たれた男二人に、裏路地に連れていかれた瞬間に、幸は一人に頬を殴られた。理不尽にも程がある。
優磨は地面に倒れた幸に駆け寄り、上半身のみを起こし、大丈夫!? と声を掛けた。赤く腫れて、痛々しいが平気、と笑う幸に、安心するように優磨も笑った。
そんな二人に男はぐいっと顔を近付けて、ぎろりと睨み付けた。
「お前らさー、何で余計な事すっかなー」
「……なんですか?」
「あのお前らが捕まえてくれた奴ね、俺らの友達なんだよねー」
「……は」
捕まえてくれた奴。
そう言われて思い付くのは一人しかいなかった。まさかここに連れてこられた理由は、そんな事なのだろうか。
「だーかーらー、折角ダチが金持ってきてくれようのしたのに、お前らが邪魔したの、分かる? しかもダチを警察にまで届けてくれやがって……なあ?」
当たっていた。いや、当たってしまった。
この男は、あの引ったくり犯が友達で、それを捕まえられたのを見て、頭に血が昇ったわけだ。とんだクズだ。
幸は、ふっと小さく笑って、ゆっくりと立ち上がった。折角お婆さんから温かい物と優しい笑顔を貰って、良い気分で帰ろうとしたのに、とんだクズのせいでその気分も最悪だ。
「そんな理由で連れてこられても困るんですよねー……。まあ、友達っていっても、貴方達からしたら、軽い程度の友達だったんじゃないですか?」
「あ?」
「捕まえられるのを見てるだけって、しかもそんな引ったくりを頼むなんて、弱い人がする、」
「うるせえ!」
「ぅわっ」
男が急に殴りかかってきた為に、優磨と幸は咄嗟に左右に避けて、男の後ろへと回り込み、背中合わせに並ぶ。二人の男が、前と後ろで、先程の幸の言葉で更にイラつかせたのか、頭に筋を浮かせて手を鳴らしている。
「ごめんね、優磨兄さん」
「いいよー! 俺もさっきので、イラっときてるし。」
「まあ、相手は二人だからね、一人ずつ相手すれば大丈夫だね!」
「なめてんのかぁ!」
二人で話していたら、それに耐えきれなかったのか一人の男が幸に殴りかかってきた。
あっぶないねえ! なんて言いながら、避けて相手の足に蹴りを入れた。
幸は蹴りの喧嘩を好む。これは真人の教えだ。もし喧嘩を売られたときに、と、学生の頃に教わって、それ以来蹴りを極めてきた。
それに対して優磨は。
「ほら!」
もう一人の男に拳をぶつける。
これは一心の教えだ。とりあえず力がある一心。対する優磨も、兄弟の中で力が強い方だ。それに目につけた一心は、優磨に拳や体で使える喧嘩を教えた。
そう、二人には教えがあるのだ。喧嘩が強い真と、一心からの。その為、中々喧嘩も負けはしないし、強い方だ。喧嘩で勝ってボロボロになって帰宅すれば、真人に褒められて、一心には心配されるのだ。別に喧嘩が好きという訳ではないから、自分達からは(状況によるが)売らない。
ただ、長男には、よくやったぞー!と頭を撫でられ、次男には、怪我したのは弟なのにまるで自分が怪我したかのように目を潤ませて大丈夫? なんて聞いてきて、最後には無理するなよ、と笑うのだ。
二人には絶対に言わないが、それが堪らなく好きなのだ。
だから、喧嘩自体は好きではないが、嫌いでもないために売られたら買うのだ。あの二人からの教えを活用し、その師から褒められる為に。
ただ、それは一対一や、少人数の場合のみに限る。
「そいつ等が俺らの金奪った奴?」
気付いたときには、もう遅かった。
裏路地の入り口や、反対の道から、ぞろぞろと柄の悪い奴等が入ってくる。
優斗と幸は、自然に中央に寄り、背中を合わせた。くそっ、と二人ともが呟く。たらりと汗が頬に流れるのを感じる。
相手していた二人は、真ん中で固まる兄弟を見て、馬鹿にする様に笑い、集まってくる連れの内の一人に肩を組んだ。
「そーそー。途中までは上手くいってたのによー。こいつ等が邪魔してくれてよー」
「へえ……それはそれは……随分無駄なヒーロー気分を飾られたモンだな。まあ、こいつ等からその金貰えば問題ねーか。おい、テメエ等!」
男がそう叫べば、それが合図だったかの様に、周りの男達はバットやら鉄パイプを構える。その数、約十人程。
本気でやばいと、優磨と幸は思い始めた。
「やっちまえ!」
その掛け声で、男達が一気にこちらに向かってきた。
この数を二人で相手するには無理がある。少人数であれば勝てる可能性も高くなるが、大人数だとその可能性はもっと低くなってしまう。
勝てば、上の兄達は褒めてくれるが、負ければ余計な心配をさせてしまうだけだ。それを分かっている二人は、ここは一度体制を整えた方がいいと判断し、降り下ろされる武器を避けて、路地裏から出ようと出入り口に向かって走り出す。
「おい! 逃げてんじゃねえぞ!」
ここから出ようとしている二人に、男達は武器を投げたりしてくる。それを避けつつ、走って敵を分散させよう、と考えていた矢先、優磨は、ふと、手元に何か足りないような気がした。
あれ、何か足りない。
自然に走る速度も遅くなり、優磨兄さん! と呼ぶ幸の声を聞きながら後ろを向くと、裏路地の隅に置かれた、お菓子が入った袋が見えた。
「幸、先に行ってて!」
「え! ちょ、優磨兄さん!」
急に優斗は方向転換して、元の場所へとまた走り出す。追いかけようといた男達の間をすり抜けて、袋の元へと飛び込んだ。手にした袋の中を見ると、この乱闘に巻き込まれなかったらしい、中身は綺麗なままだった。
ほっ、と息を吐いて、そこから逃げようと振り返った時だった。細い影がこちらに降り下ろされていて、それはもう避けきれない場所にあって、容赦なく肩に当たった。
「ぐっ……ゥ……!」
思わず膝を地面につかせてしまい、そのまま蹴り飛ばされて、地面に転がった。それでも袋は守ろうと、ぎゅっと抱き込んで、お腹へと隠す。
「ばーか、逃がす訳ねえだろ」
鉄パイプを肩に担ぎ、唇を舐めてこちらを見下ろす男。その後ろでは、幸が体格のいい男に胸ぐらを捕まれて、宙に浮かされていた。それでもこちらに手を伸ばして、優磨兄さん! と叫んでいる。
その叫びにイラついた男が、幸の腹に拳をいれて、黙らせていた。
「みゆ、」
「なーにそれ。大切なもの?」
幸の元へと行こうとしたが、目の前の男はそれをさせない。起き上がろうとした優磨の肩を踏みつけ、地面へと後戻りだ。
それでも優斗は、肩を退かしてその袋を隠すように蹲った。
「兄貴~、それ、俺さっき見ましたけど、菓子が入ってるだけでしたよ」
「はあ? 菓子? なに、んなモン持って帰る為に戻ったわけ? はっ、だっせ!」
鼻で笑った男は、蹲っている目の前の背中に鉄パイプをがん!と降ろす。それでもびくともしないし、逃げようともしない。
ちっ、と舌打ちをして、周りの奴等に、こいつどうにかしろ、と命令すれば、バットやらを持った男等が、優磨の周りに集まる。
「ま、さと兄さん……! 危ないよっ……逃げて、あぐっ!」
「テメエはここで兄さんがやられるのを見てるんだな」
幸は胸ぐらを捕まれたまま壁へと押し付けられ、身動きが出来なくなってしまった。それでも兄へ伸ばす手は下ろさない。
優磨は分かっていた。足音や気配で周りに人が集まったことなんて。
それでも、この袋を置いて逃げようなんて事は考えられなかった。だって暖かかったのだ。この袋の中身も、あのお婆さんの優しい笑顔も。まるであの兄さん達から感じられるものと同じように暖かかった。兄弟皆で食べれるようにくれた物を、無くす訳にはいかないのだ。
「んなモンさっさと捨てて逃げれば良かったって後悔させてやるよ!」
その男の声で、周りにいる奴等が手にした武器を降り下ろそうと、上にあげる。
優磨は、体に力をいれて、さらに蹲る。幸は、手を伸ばして兄の名前を呼ぶ。それを見た男は、鼻で笑う。
そんな緊迫感のある場に、
「はい、ストーップ」
緊張感の無い声が聞こえ、男達は全員動きを止めた。
いや、違う。止めた、のではない。動けない、のだ。
「……はっ、な、んだこれ……」
体が動かない。手も、足も、腕も、全て。動かせるのは口と目のみ。まるで金縛りにあっているかの様に、少しも動かす事が出来ない。
そんな状況の男達を見て、と幸は声がした上を見ると。
「二人に対してこの人数ねー。もーちょっとハンデくれてもいいんじゃない?」
ビルの上で足を組んで、こちらに手を翳してニヤリと笑っている、一番上の兄。
「真人兄さん!」
「おう、平気か?」
よっ、と屋根から飛び降りて、ゆっくりと地面に降りてきた真人は、まずは幸を男の手から外し、そして男に囲まれてあと少しで当たっていた鉄パイプやバットの嵐から優磨を引っ張りあげた。
「兄さん……何で、ここが……」
「んー? いや、パチンコ行こうとしたらさ、知らない婆さんから、声かけれてさ。話聞いたら俺に似ている人に助けられた、ってよ。んでついでに探してたら、俺と同じ顔した奴が路地裏に連れてかれたの見たって人がいてさ。だから空から探してた」
いやー、この町はいい人いっぱいだなー、と笑って、ちょこんと座り込んだ弟二人の頭を撫でて、言った。
「でも、お前らが平気で良かった。えらかったな」
ああ、これが好きなのだ。褒めて、頭を撫で、笑ってくれるこの長男の仕草が、堪らなく好きなのだ。
だから、笑って、頷けるのだ。うん! と。
「はい、さーて……なんとなーく予想は出来るけど、どうでもいい理由で、弟を呼び出したんだろ?」
ぽんぽんと頭を二回叩き、真人は高みの見物とでもいうように、一人だけ突っ立っている男の元へと歩く。優磨と幸をここへ連れてきた二人の内の一人だ。
目の前に立たれ、獲物を捕らえたかの様な目付きで睨まれて、動けない体もあり、男は自然と、ひっ、と情けない声が発せられる。
周りの奴等もそうだ、動けない恐怖に、動かせるものだけを動かして、なんだよこれ、なんだ、と同じような事を繰り返している。
「外野がうるせーなあ」
真人は頭をぐしゃぐしゃと掻き回すと、振り向いて腕を横に動かした。
すると、どうだ。
優磨に鉄パイプやバットを下ろそうとした格好のままの奴や、幸の胸ぐらを掴んでいた奴が、周りの壁へと一気に叩き付けられた。
うぐっ、ぐえ、ぐはっ。蛙が潰された様な声が周りから生まれた。何とも聞きたくもない声だ。
そしてどれだけ強く壁に当たったのだろうか、どさりと次々に地面に倒れていく仲間を男は見ることしか出来なかった。
やっと静かになった、と、真人は満足そうに頷いて、また男へと目線を変える。
「じゃあ、お前にはちょっと変えさせてもらうわ。本当は罰ゲーム、と言いたいところなんだけど・・・」
真人はにやりと笑って、男の頭をがしりと掴んだ。ぎりりと強い力で捕まれて、このまま頭を潰されるのではないかと、男はがちがちと歯を鳴らして、震える声で真人に言う。
「 何なんだ、お前……!」
「ああ、別にお前に害はねえよ。ただ、すこーし記憶弄らせてもらうだけだから」
「な、なに、おまえ……何者……!」
「……別に普通の人間さ。家族を守る、普通の人間」
ぐっと、力を入れられた瞬間、男の目の前がぼんやりと霞んでいく。そして襲ってくる眠気。ここで寝てしまったら、この後どうなるか分からないのに、それに逆らうことは出来ない。目の前の景色が段々と真っ暗になりながら、意識を落ちそうになった時に、声が聞こえた。
「……おやすみ」
「真人兄さんが言うにはね、引ったくりとか、俺達に会ったことは忘れてるだろうって。」
「へえ、他の人達は大丈夫なの?」
「数人、忘れるように記憶変換したから、あの起こった事は夢だと勘違いするだろって言ってた。いやー、全員が壁にぶち当たるところなんて特にすごかったね!」
「真人兄さんかっこよかった・・・!」
真人と優磨、幸が三人で帰ってきたときは、優磨と幸のみが怪我してたから何かあったのだろうと思ってたけど、そんな事になってたとは。だから優磨があんなに沢山のお菓子を机に広げたのか、と全てが繋がった。お婆さんにもらった! ってその時は言っていたが、何がなんだかよく分からなかった為に普通に食べてしまったが、余った分を大切に食べよう。
さて、普通ならばここで発表会は終わりなのだが、優磨は自分の発表が終わったら、一番離れている所で話を聞いていた謙心に声を掛けた。
「ねえ、 謙心兄さんも今日一心兄さんと何かあったんでしょ?」
話し掛けられた謙心は、何故それを、と言いたげに目を若干開いた。
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