第619話 第八章まとめ②【門の世界と門番編】

■第二の門


蜘蛛部屋。ウローダスの召喚によって作り出された空間で、出口の門を中心に円形状に広がる。外縁部分の洞窟の中には蜘蛛達用の食用ゴキブリがわんさか生息している。


羽虫はカナブンや蚊、ハエなど。

爆発したのはカナブン型の火蟲種で、蜘蛛以外の外敵に遭遇すると突撃するように改良されている。常に爆発するわけではなく、外敵スイッチが入ると、分泌される成分が火薬のようなもので、火や、強い衝撃が加わって甲殻から火花が散ると爆発する。いわば昆虫爆弾。


色んな蜘蛛がいるが、特に多いのが足の模様がジョロウグモのアシダカクモ。


大きさもどこぞのエイリアン並みで、ワイヤーのような硬度な糸を作り出す。

嗅覚も凄い。大きくなればなるほど、体に纏っている糸の鎧が強くなり、刃物を通さない。鎖帷子のような感じ。





◎門番 アラクネ・トス母の意


ここの部屋での親分。そして母。

多くの悪魔は人型になるものが多いが、そうならなかった種族。上半身が人型のも存在する。


糸を作り出すだけではなく、鉄筋のような糸を射出し、鉄の網も出す。とんでもない防御力を誇り、火の耐性も高く、電気も通りはするが、糸で受け流すため復活が早い。子蜘蛛はまだ無理。

鉄糸は槍のように突き刺すだけではなく、銛のように引っ掻けて運んだり、また魔力を込めた鉄糸は獲物をとらえるための工夫も加えられている。ノルベルトは喰らったのは、コレ。


でも他の糸と同じように火(燃える)や電気(通電&熱で溶ける)に弱い。


たかが蟲の言葉で標的をライハからノルベルトに切り替え、執拗に狙った。


魔力を込めた鉄糸は、刺さった箇所、熱で体内と判断した場所から髪の毛程の鉄糸を細かく伸ばして体内に巣を張り、獲物を動けなくさせる。麻痺ではなく物理なので、下手に動かそうとすれば内臓や筋肉に激痛が走る。


ミントやハーブ嫌い。


蜘蛛「ミントくっさ!!」



アラクネ・トスの弱点は関節の間を突く攻撃でキリコに足をもがれた。えぐい。







最後、ライハとネコの攻撃で自ら張った罠の糸に引っ掛かって拘束されたが…

脱皮をして、ノルベルトを追い詰めた。

しかし、脱皮にはデメリットも…











現在の状況。ノルベルトは戦闘不能に陥っている。体内に伸びる糸を自分の魔力で抵抗し、脱皮後のアラクネ・トスを三人の連携プレーで追い詰め、最後ノルベルトが止めを指したが、


直後に力尽きた。門近くでラビが診断。

無理が祟って内臓の損傷が酷く、並の治療では間に合わない。タゴスの言葉が頭によぎるが、ラビはとある決断をした。

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