グラン・ミュゼ ~ミュージアム島の消えた白鴉王~(元ミュージアム島のスアラ)

作者 嵯冬真己

82

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★★★ Excellent!!!

<声聞くモノ、王を解放す。王去るのち、森は闇に包まれる。
青き花、眠りにつき、ふたたび目覚める時、王は新たに王となる>
――九美神が一柱・ウラニアの予言より。

島そのものがミュージアムという、エリタス王国ミュージアム島で、幼いスアラは島の神域に迷いこみ、ミルキーアクアマリンの瞳をもつ不思議な青年と出会います。
「白鴉王の器」と呼ばれるその人に名前をつけた少女は、青薔薇の約束を交わします。
そして十年後、ミュージアム島を再訪したスアラを待ちうける運命とは……。

表現力豊かな美しい文章が軽快にストーリーを進めます。
神話のように幻想的な世界とリアルな現代とが交錯しつつ、愛と感動の物語を織り上げてゆきます。

幼いスアラの天真爛漫なあどけなさも愛らしいけれど、成長した美しいスアラがパルクールで疾走する夜の描写は圧巻です。愛する人との約束を果たすべく活躍するスアラの姿に涙がとまりません。
そしてこのラストは感涙必至!

★★★ Excellent!!!

島全体がミュージアムと聞いて、好きな人はどんな島だろうと期待に胸が躍るでしょう。そうでない人も、ぜひ読んでほしいあたたかいファンタジーです。

天真爛漫なヒロイン、スアラの物語は、七歳の時に始まります。
子どもの目線で出会った白鴉王像をはじめとする生きる収蔵品たちは、それでなくとも新鮮で、グイグイと引き込まれてしまいました。
そして十年後、物語は深く広がっていきます。
恐ろしい事実も待っていましたが、しっかりと向き合おうとするスアラの姿に、ぜひ多くの子どもから大人まで読んでほしいと思いました。

ミュージアムが好きな人も、そうでない人も、読み終わった後に、特別な何かに出会えるような素敵な予感を与えてくれる、まさに素敵なあたたかいファンタジー。ぜひご一読を。

★★★ Excellent!!!

まるで幻想的な絵本を読んでいるかのような、優しく鮮やかな描写に引き込まれました。

島全体がミュージアムという設定から、そこに展示される『生きる収蔵品』の数々、細部に至るまで作者様のミュージアム愛が感じられます。

また白鴉王像の化身『夜間飛行』と契約を交わしたヒロイン・スアラの天真爛漫さが、可愛らしくいじらしい!

『夜間飛行』に隠された様々な謎や秘密は、決して明るいものではありません。
しかし真摯にそれらと向き合う彼女の姿は、等身大の女の子らしい弱さを見せることがあっても真っ直ぐでひたむきで、どこまでも魅力的です。

スアラの物語は、まだ途中。
展示物を閲覧するような気持ちで、ゆっくりと一場面一場面を噛み締めながら、続きを楽しみに待ちたいと思います。

★★★ Excellent!!!

スアラは、最初本当に小さな子として登場します。

成長した姿も見せてくれます。

神話の世界を匂わせる世界観があります。

改題して、より素敵なムードも漂うと思いました。

ミュージアム島という設定が面白いです。

私には、あたたかいファンタジーに感じられました。

是非、ご一読ください。

★★★ Excellent!!!

ミュージアムに愛された少女スアラと生きる収蔵品たちと、『白鴉王像』に纏わる謎を巡る物語。

ミュージアムの支配者たる王族の陰謀、スアラと特別な契約を結んだ者の正体、そしてスアラ自身の謎ーーーーこれからどうなっていくのか、続きが気になって、早く先が読みたくなります。
お気に入りの収蔵品と会話ができるなんて、まるで夢のようです。作中にミュージアムに対する愛が溢れており、これを読めばあなたもきっとミュージアムに行きたくなるはず?!

★★★ Excellent!!!

一言で言えば、キラキラ。
読み始めた瞬間から、読者の目の前には色鮮やかな、でもどこか懐かしいミュージアムの世界が広がります。
それはきっと、読者の中にある黄金の一欠片。
ミュージアムとの思い出、その煌めき。
あの感動、わくわく、ドキドキ、疑問、切なさ、恐怖、やるせなさ、そして愛おしさ……
それらがすべて詰まった、そう、この作品こそが、まさしくミュージアム!

ミュージアム島、という架空の島を舞台に、この素敵な物語は展開されます。
その魅力といったら!
行きたい。ミュージアム島に行きたい!
けれど、そんな胸の高鳴りを、凍りつかせるような恐ろしい事実……それを知った時、あなたは何を思うでしょうか?
私はこう思いました。
それでもやっぱり、ミュージアム島へ行きたい!

これこそが、ミュージアムの魅力ですよね。

まるで子供の頃に戻ったかのような心に寄り添ってくれる、やさしくもハッキリとした語り口は心地よく、すんなりこの世界に入り込ませてくれます。
そして自然と浮かんでくる情景は、どれも美しく魅力的なものばかり。
きっと読み始めたら、その薔薇の香りあふれる世界の虜になりますよ。
少し、ショッキングな展開はありますが、子供から大人まで安心して楽しめるのも嬉しいです。

★★★ Excellent!!!

大人が読むと、少女時代のわくわくに立ち戻れる、不思議な現代ファンタジーです。
これは是非、小学生の少女たちに読ませてあげたい♪

主人公スアラが7歳と17歳で登場しますが、その間の少女たちが読むことで、描かれていない10年間の思いにも深く共感できるような気がします。

もちろん、大人が読んでも、少女のキラキラした心に立ち戻ることも出来る、そんな素敵な物語。

★★★ Excellent!!!

島自体がミュージアムという設定に、まず、心惹かれました。

ミュージアムに展示されているものには、創作者の思い、生み出した時代の思い、自然界の営みへの思い、さまざまな思いが込められていると思います。

この物語の舞台、ミュージアム島に関わる人たちは、皆、魅力的です。

主人公スアラをはじめとする登場人物たちの、それぞれに抱いている思いがどのように語られていくのか、とても楽しみです。

物語を読みふけるという、上質な時間をプレゼントしてくれるお話です。

★★★ Excellent!!!

紅茶でも飲みながら
ゆったりとした時間に味わいたい
ミュージアム・ファンタジー小説です。

読んでいると、美しい音楽が頭の中に流れます。そして、美しく、やさしく、あたたかい世界に迷い込みます。
と、最初は思っていました。

ですが、第2章から17歳になり
世界がガラリと変わります!!

変わるのですが
嫌ではないのです。

それはそれで面白く
グイグイと読ませる力のある作品だと思いました。

そして、これからさらに面白くなりそうだと
目次を読ませていただいて思うのです。

★★★ Excellent!!!

乙女チックなファンタジー? 苦手かも…。と思ったら大間違いでした。
蓋を開けてみれば、なんとまあ、緻密で骨太な世界観でしょう。

描写の巧みさは冒頭部分で皆さん気付くと思いますが、それだけではないのです。キャラの魅力、ストーリー展開、冗長過ぎない構成力、と、ぐいぐい引っ張られます。

「第7話 夜間飛行」まで読んで、最新話まで読もうと決め、途中から、これはレビューを書かせて頂きたいと思いました。

ネタばれてしまうといけないので多くは書けませんが、更新を楽しみに最後までついていきたい、そんなタイプの作品です。

★★★ Excellent!!!

 不思議の国のアリスのように、展示されている物たちが暮らす不思議な世界に迷い込んだ少女の物語ですが、そこに待ち受けてるのは奇妙な冒険ではなく、どことなく侘びしさも感じる物達との優しい、ほっとするような心の交流。
 読んでいて、ほっこりする気分になれる、彫像の王とスアラが今後どうなるのか、楽しみにしています。