プラトンもアリストテレスすらだにもソクラテスには如かずけらずや

【読み】

 プラトンもアリストテレスすらだにもソクラテスにはしかずけらずや


【語釈】

 すらだにも――……でさえ。[参考:精選版 日本国語大辞典]

 けらずや――……したではないか。……しているではないか。[参考:精選版 日本国語大辞典]


【大意】

 プラトンもアリストテレスでさえもソクラテスには一歩及ばなかったのではないか。


【附記】

 ソクラテスの発明でもっとも人口に膾炙しているのは「無知の知」であろう。その前提を欠いたあらゆる知的活動はうそだと思う。イエス・キリスト同様、その死にざまが連綿として語り継がれている点も興味深い。


【例歌】

 ものいはぬ四方よものけだものすらだにもあはれなるかなや親の子を思ふ 源実朝

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