天にます神は我らに大いなる苦痛をあたへ楽しめるらし
【読み】
てんにますかみはわれらにおほいなるくつうをあたへたのしめるらし
【語釈】
ます(在す/坐す)――「ある」「いる」の意の尊敬語。存在、状態の主を敬う。いらっしゃる。おられる。[参考:精選版 日本国語大辞典]
【大意】
天にまします神は我らに大いなる苦痛をあたえて楽しんでいるようである。
【附記】
この世に生を享けてよかったと心から思えるひとたちはかなりの少数派だと思う。
【例歌】
海にます神のたすけにかからずは潮のやほあひにさすらへなまし 作者不詳
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