たびに生きてたびに死にたく思ひつつ街のなかにや骨をうづめむ
【読み】
たびにいきてたびにしにたくおもひつつまちのなかにやほねをうづめむ
【大意】
たびに生きてたびに死にたいと思いながら、ついに巷間に骨をうずめるのであろうか。
【附記】
たびに生きた松尾芭蕉(1644-1694)でさえその生涯を大坂で終えたのだから、都市での生活に甘んじているわたしは況んやである。
【例句】
旅に病で夢は枯野をかけ廻る 芭蕉
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