一年でもつとも暑き時なれば洗濯物の湿る間もなし

【読み】

 いちねんでもつともあつきときなればせんたくもののしめるまもなし


【大意】

 一年でもっとも暑い時期であるから(一度乾いた)洗濯物が湿る間もないことである。


【附記】

 洗濯物は遅くとも16時頃には取り込みたいと聞いたことがあるが今の時期は例外なのであろうとの素朴な感慨を古歌を援用して言った。上手下手はあるにしても狂歌と見なすのが適当かと考える。


【例歌】

 六月みなつきの土さへ裂けて照る日にも我が袖めや君に逢はずして 作者不詳

 我が袖は潮干しほひに見えぬ沖の石の人こそ知らねかわく間ぞなき 二条院讃岐

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