世のなかに物憂きことは朝々にわが顔見ねばならぬなりけり
【読み】
よのなかにものうきことはあさあさにわがかほみねばならぬなりけり
【大意】
この世のなかで憂鬱なことは毎朝自分の顔を見なければならないことである。
【附記】
自分の顔を見ると憂鬱になる。その点では鏡や写真のない時代に生まれていればいかに気楽だったろうと思う。
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