第39話 D・O・M・E

 正式名称『Depths Of Mind Elevating』

 月にある施設の名称でもあり、サテライトシステムの起動にはフラッシュシステムでのコンタクトと登録が必要であり、登録すれば誰でもサテライトキャノンをぶっ放せるという、意外と面倒な様でザルなシステムである。

 ただの月施設でもあるのだが、最初のニュータイプを遺伝子レベルで保管している、そのため物語の最終終着点でもある。

 システムに組み込まれているファーストニュータイプは意識が残っているため、ティファや他のニュータイプにコンタクトしたりできるしビットMSの起動も可能だし、施設そのものがニュータイプ能力者と言い換えてもいい。

 彼が語った真実は自身の存在を完全否定する『ニュータイプは幻想にすぎない』という肩透かしであった。

 幻想に囚われている限り未来は築けない、その能力で悩み続けたティファには、「そんな言葉を捨てればいい」と素っ気ない態度を見せる。


 視聴者全てを置き去りにした言葉…ニュータイプなんていない…。

 最後まで拘り続けた赤い人達に謝れよ。

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