第40話 アグリッパ・メンテナー

 ギンガナム家と同様、ディアナを支えるメンテナー家の当主。

 ファンキーな外見に似合わず保守的なインドア派。

 ムーンレイスは月で暮らすべきという考え方から、ほいほい地球へ出向いて、月の民と地球の民を入れ替えているディアナを危険視している。

 彼なりにムーンレイスを案じてはいるが、本音は自らが月を治めたいという解りやすい欲望を秘めている…というか駄々洩れている。

『黒歴史』を管理する一族であるがゆえ、その内容を理解している、極度に黒歴史を恐れていたのは、そのためであるのだが、何を恐れていたのやら?


 本能のままに暴れるギム・ギンガナムと欲塗れのアグリッパ・メンテナー…なぜディアナは、こんな奴らを側近としているのか?

 寝ぼけているのではないだろうか?


 ギンガナムと違い、臆病者のため登場回数は少なく黒幕には、程遠い存在であった。

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