第22話 フル・フロンタル
宇宙世紀史上、これ以上はないオカルトの扉を開いた強化人間。
存在がオカルト。
シャアとのチャネリング、謎テクノロジーのジオング、自分は器だと公言する男。
宇宙世紀のイタコである。
バナージを初見でビスト一族かと見抜くような言動…もはやオカルト能力を駆使しているように思えてならない。
その名も『丸裸』
確かに裸でガンダムの前に堂々と立ちそうな佇まい。
時折、シャア本人のような口ぶりで話すが、そのときはチャネリングしていたのだろう。
器としての自身を受け入れ、シャアの偏った部分を演じきったのかもしれない。
この人も『箱』には興味はないのだろう。
ただ受け取るはずの箱に邪魔が入り、予定より面倒くさいことになっただけのこと…箱の有効な使い道は連邦への脅迫道具だと言い放つあたり、明らかにシャアとは別人である。
体格は大柄で感情に流されない強化人間、ヘアスタイルの独自性…もうシャアを超えたシャアだろ。
執着だけを残したシャアの思念がこびり付いただけの器だったのかもしれない。
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