『クレイジーウォー』と後に記録されるハマーン様の黄金期である今作品。

前作と違って、部下はお笑い芸人ばっかり、本人もハーレムに組み込まれるなど七転八倒の迷走ぶり、時代の先駆者とは時に滑稽に見えるものなのかもしれない。

でも僕はハマーン様が好きですよ。

中の人が好きです。

キュベレイという異形のMSを美に昇華できるのは、このキャラだけだと断言したい。

フラグシップ、サダラーンのデザインも秀逸。

ストーリーさえ迷走しなければ…いい作品になったはずなのに残念である。

赤い人が消息不明になって情緒不安定になったのか、ポジティブ不良に猛烈なアプローチを仕掛けるもシスコンの想い人に嫌悪され、彼のスタンドを引き出してしまう結果に終わる。

キチ〇イは、あんなに嫌悪したのに、ポジティブ不良には擦り寄るという謎の恋心、ツンとデレの差が激しすぎる。

「一騎打ちだと言ったろ…」

ファンネルをほとんど使用せずと言われたものの、結構使ってます。

覚醒状態のZZにはファンネル無意味だったのかも…潔くサーベルで挑み当然敗北する。デカいんだよZZのサーベルは…。

「その潔さをなんでもっと上手に仕えなかったんだ」

言いたくもなる。

ザビ家を見返すために戦争を起こすハマーン様、血統に準じた再興を目指したグレミー、ポジティブ不良から見れば、戦争の理由にも値しないとバッサリハイパービームサーベルで一刀両断されてしまうわけだが…最後のセリフ、

「還ってきて良かった…強い子に逢えて…」

寂しかったのか…強い男を求めていたのかもしれない。

「アステロイドベルトまで行った人間が戻ってくるって言うのはな、人間がまだ地球の重力に引かれて飛べないって、証拠だろ。」

還りたかったんだよ…地球へ…赤い人の所へ…みんなオマエが原因ちゃうんか？シャアー!!

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