第45話 クワトロ・バジーナ
赤い人。
まったく正体を隠す気の無い自己主張の強さ大佐から大尉になっても、物事の中心に座り、クワトロだけど…赤いよとさりげなく元大佐ですけどを匂わせてくるウザイ人。
相変わらずの軍服はオリジナリティ溢れるセンスで赤は譲らず、まさかのノースリーブでワイルドさを醸し出してきた。
そりゃ、インテリジェンスを感じないとベルト―チカに初対面からディスられる始末…しょうがないね。
言い回しが独特の面倒くささで、短気なキチ〇イに殴られて泣いてみたり。
「人には恥ずかしさを感じる心が…」
などとブツブツ言っていたが、タイミング悪く警報にかき消されるという、ある意味、笑いの神を降ろすこともしばしば。
なんか言葉に詰まると、「シャア・アズナブルという人を知っているか?」など軽く「昔は俺、悪かったんだぜ」と自己申告してくる中年のおっさん素行不良自慢を披露しようとしてキチ〇イにバカな人だと先制ジャブをくらい沈黙するなど、とにかく天パ並の劣化感。
被弾率も高く、「撃ち所が悪いとこんなモノか」と言い訳したもののコントロール不能で大気圏で燃え尽きるところをキチ〇イに助けられたり、赤くなければNTの片鱗すら覗かせないダメっぷり。
シロッコに成り損ないと罵られても致し方ない。
ダカールで我慢しきれずに、自分は赤い彗星だと青いスーツで主張するあたり…もう堪えきれない。
演説が盛り上がらないと見るや否や、「ほらっ、ティターンズ悪いじゃん」的な話のすり替え、オマエも武力制圧しといてなんなの?
この演説を真に受けて引き継いだのが、ブライトの息子だというのがまた…ウケる。
自分でも凹んだのか、グリプス戦役以降、しばらく充電期間に入る。
復活後は赤全開である。金じゃ無かったんですよ。
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