猫のひげ

作者 水円 岳

31

12人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

――子どもたちは、大粒の涙を零しながら――黄色い鼻水を垂らしながら――「ごめんね、ごめんね」――って謝ってくれる。――本当に、悪いことを悪いと思ってくれる。――時には意地っ張りになって――「ぜったいにあやまらないぞ!」――って強情な男の子も、いるよね。――でもね、君がね――心から強がってる時も――真っ赤になった瞳を擦っている、いじめた弱い子に――気を配りながら。――「あやまろう、あやまろう」って思っていること、忘れないよ。――絶対に、絶対に。――猫さんだって、大人だから、きっとそんなことは――とっくに知ってるんだよ?