雲の根を釣る日もあらん夏の海

【読み】

 くものねをつるひもあらんなつのうみ


【季語】

 夏の海(夏)


【大意】

 雲の根っこを釣る日さえあるであろう。夏の海に向かうときは。


【附記】

 水平線の見える場所で釣りをしていて、彼方に入道雲が湧いているような光景である。


 推敲前、中七「釣る日やあらん」。


【例句】

 島々や千々に砕きて夏の海 芭蕉

 熊野路くまのぢやわけつつ入れば夏の海 曽良そら

 高嶺たかねよりこいしうち見ん夏の海 言水ごんすい

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