ひたき鳥それ来鳴かずや暖取らん

 ひたきどりそれ来鳴きなかずやだんらん


【季語】

 ひたき鳥(秋)


【語釈】

 ひたき鳥――ひたき


【大意】

「火を焚く」という名のその鳥が来て鳴きはしないものか。暖を取りたいものである。


【補説】

 ごく素朴な内容を、万葉期の頃の古い言い回しを意識して詠んだ。


 ちなみに、「瑠璃鶲るりびたき」は夏の季語の由。


【参考句】

 飛びかはすひはよ鶲よ雪の藪 泉鏡花

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