夜の星枯木にはなを咲かせけり

 よるほし枯木かれきにはなをかせけり


【季語】

 枯木(冬)


【大意】

 夜空にまたたく星が枯木に花を咲かせているのであった。


【補説】

 私の小学校の教科書には「モチモチの木」という絵本の作品が収録されていたように思う。表題の句はその作品内の一場面ほとんどそのままであるように思った。そういったものを俳句形式にきれいにまとめたのが私の手柄なのだとは俳句作者を自任する私の強弁するところである。固有名詞を出したが察するにもっと似通った作品もあることであろう。

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