逝く夏や届けられざる懸想文

 なつとどけられざる懸想文けさうぶみ


【季語】

 ゆく夏(夏)


【語釈】

 懸想文――恋情を綴った手紙。恋文。


【大意】

 この夏も終わろうとしているものを、とうとう届けられることのなかった恋文だなあ。


【補説】

「始まるさきに終はる恋」。

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