日傘女盛りを逃さじと

 日傘ひからかさ女盛をんなざかりをのがさじと


【季語】

 日傘(夏)


【大意】

 女ざかりの肉体を手放すまいと日傘をさす世の女性だなあ。


【補説】

 たいした句でもなかろうが、句を紹介したい思惑もあるので。


【参考句】

 降るものは松の古葉や日傘 嘯山しょうざん

 さしつれて若紫の日傘かな 内藤鳴雪

 清水のさかのぼり行く日傘かな 正岡子規

 こぼるゝや日傘の上の椎の花 同

 日傘して琉球人の妻ならん 寺田寅彦

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る