星屑になる鳩あらん若葉風
【季語】
若葉風(夏)
【語釈】
「若葉風」は、若葉を吹きわたる風。
【大意】
星屑になる鳩もあろうと思われる。若葉に風のそよぐ夜は。
【補説】
鳥が夜空の星になるという発想は特にめずらしいものでもないだろう。たとえば、宮沢賢治の童話に『夜鷹の星』というものがあったかと思う。私は英語の授業で英文をすこし読んだきりだが。
【参考句】
昼寝してみせばや
きらきらと若葉に光る午時の風 正岡子規
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