第104話 没落の日
エローエ革命政府の各役職は零れ落ちんばかりの肉体を誇る美女達によって独占されたが、宰相の位を二刀流の戦士は実力と実績で獲得した。これはすなわち内ゲバの始まりである。
「革命政府の首班は誰になるんだろな、東洋人か?それとも二刀流か?」
「普通にかんがえたら統領だがね、そうはいくまい」
「しかし軍隊も無く、この都市は今後どうなるんだろう。この有様で魔王に太刀打ちできるのか」
洞窟で出会った縁や真面目さから東洋人から特に可愛がられていた5番目の女、つまり妖精女の妹が、この時最も東洋人に頼られていた。人間でないため、狂気や暴走から縁遠く思われたのだろう。また、さすが妖精女の姉妹で、惚れた男には甲斐甲斐しく尽くす性格だ。危機にあって頬を染めて見つめ合う一人と一体を眺める他の女達の腹が決まった。
翌朝、妖精女の妹は無残な陵辱死体となって、政庁の庭で発見された。臀部に貼り紙があり曰く、
「都市から怪物を追放せよ?いや、それですませてはならない!」
だが、男と駆け落ちする所をしくじった、と革命政府は発表した。名誉に泥を塗る為に。以後、このような暴略が、場所も相手もお構いなく都市を吹き抜けるようになる。この風に捉われれば、命はなかった。つまり、東洋人は全てのコントロールを失ったのだ。頼りにしたい怪物女の死に涙する東洋人に、8番目の亡霊女は囁いた。
「最早、自分自身を守る力も失ったというのに、泣いている暇があるのですか」
「どうすればよかったんだ。なあ、教えてくれよ。どうすれば……よかった……?」
「……閣下、実は先ほど」
8番目の亡霊女が伝えたのは、東洋人が誠心見舞っていた療養中の1番目の女宅に東洋人親衛隊が乱入し、やはり狂的な陵辱の末にターゲットが殺され、嘲りの中、死体は道路へ投げ捨てられたというニュースであった。東洋人は思わず嘔吐した。そして、東洋人親衛隊員は毎朝毎昼毎夜、名ばかり独裁者の部屋を性的に襲撃した。原則、早い者勝ちだったから親衛隊員は東洋人の部屋に列をなしていた事になる。このような振る舞いは様々なモラルの逸脱を助長する。市井の声に曰く、
「身から出た錆とは言え、統領も哀れだな」
「女達へ確たる回答を与えなかった、罰なのさ。女達の怒りの前に、我々は余りにも無力だから。で、誰が怒ってこうなったのかね?」
「そりゃ、宰相閣下様だろう」
半ばからかいに「宰相」と呼ばれた二刀流は、
「私は以後、統領閣下による朝政を補佐する者だ」
と謳うが、彼を政庁の一室に、それはかつて統領とんがりが使用していた執務室だが、そこに軟禁し、全ての決定を自身で下した。そして、名前だけの独裁者になった東洋人の部屋へ、自分を推薦したがる女達を次々に送り込んで行った。その数は当然、愛人部隊の数をはるかに凌駕する。
「いけいけー」
「いけいけー」
「いけいけー」
魔少女へ各地の情報を送り続ける諜報スタッフとして都市に潜入していた食人鬼のレポートにはこうある。
「次々と淑女少女が毒徳に染まっていくが、とどのつまりは東洋人の手によってではない点に留意すべきだ。黒幕である二刀流の憤りは権力奪取によって冷めたが、東洋人の虚しさは幾ら女を抱き抱かれても解消しないだろう。そして、革命政府による女の独占は、あぶれた男達から発せられた怨みのエネルギーの充満という次の問題を産み出している……この男達こそ、魔王を討伐すべし、と声を高めていた一群なのだが」
「あの女、やりやがったなあ。だが反撃してやる。統領となんとか連絡をとらねば」
完全に失脚していた槍使いが都市に戻ってきた。しかし、街並みに漂う異常な殺気を不審に思い、といって政庁に入る事もままならず、止む無く矢文を送り込む。東洋人、これに気がつき藁にもすがる思いで、文書を認めるが、監視の目は常にあるのだ。文書は冷酷かつ軽蔑しきった表情を浮かべた親衛隊員らによって没収され、東洋人は親衛隊員から暴行と嘲笑を受ける。
「やめろ、やめんか。貴様らは、いや貴官らは私の親衛隊員だろうが」
だが、返ってきたのは嘲笑と暴力だ。リンチに際し、攻撃側は会話を成立させない、というテクニックを用いるものだ。日夜続く激しい房事のため、体力の低下している東洋人は、女達の攻撃を防ぐことができない。また、女を殴るのは、こんな時でも彼のポリシーに反していた。
まんじりと返事を待つ槍使いが見たものは、政庁から飛び出してきた東洋人親衛隊が、矢文の疑義をかけた男達を尽く暴行していく風景だった。
「……もうこの都市は終わりかな。他所で稼ぐか」
都市だけでなく東洋人をも見限る決意がついた槍使いは、その足で都市を去った。彼は交易都市で政務を執る鎌使いを頼って落ち延びていったのだ。配下の幾人かの傭兵達もそれに続いたため、都市エローエの備える軍事力は、本当に革命政府の東洋人親衛隊のみになってしまう。無論、傭兵に頼りきった都市市民が、すぐに軍備を負担できるはずもない。
だが、東洋人が打ち立てた都市の威名は健在である。都市領域で怪物たちが跳梁することはなかった。
都市の異変を察知した魔王に、魔少女は助言をする。
「信じがたい事に、都市エローエに政変があったようです。東洋人率いる傭兵隊は壊乱状態。今なら都市の制圧は容易いでしょう」
魔王が東洋人を高く評価していた事は周知のことであったので、魔少女の発言も少し気を使ったものになる。それでも、魔王は自省していたので落ち着き払って、対策を伝えた。
「見込み違いだったのか……?東洋人、彼はもう終わりだろう。だが、彼の破滅は都市の破滅。ならば果実が自然と落ちるのを待つのが最良なのだろうな」
魔少女は素直に頷いた。
ストレスが只ならぬ様子の東洋人に抜け毛が目立ち始めた。そんな彼に、二刀流は多少の自由を与える。珍しく外出が許された東洋人はイチゴ庭園にいた。つまりは連行されてきたのだが、革命政府はここに有力者から貧民まで美の影響を受けた女達を集め、前代未聞の破廉恥な淫蕩劇が繰り広げさせた。有名なものとしては、彼の美しい陰茎にイチゴを乗せて、腰の回転によって女の口に放り込むというラクロス、ゴルフの一種であろうか。親衛隊員は東洋人に、一回でホールインワンした女と今宵は寝室を共にする、と宣言させ、淫者どもを沸かせたものだが、やはり食人鬼は以下の様に報告する。
「この反倫理的な野外プレイは全て革命政府に属する女達の斡旋で行われていた事を忘れるわけにはいかない」
逐次送られてくる報告書を読んだ魔王嘆息して曰く、
「やはり人間は極端に走るとどこまでも残酷だな。実にドライだ。救いもない」
「それにしても都市では女絡みの逸脱が目立ちます」
「東洋人を虜にしている女戦士は、女さえ送り込めば、頭一つ抜ける競争相手は現れないと思っているのかもしれない。だが、その前に、男の側が腎虚で参ってしまうだろうがね」
苦笑する魔王に、腎虚の意味を調べるため辞書を繰り始める魔少女。都市の歯車が乱れても、魔王の執務室は平常運転である。
だが、この話を伝え聞いた魔王ですらも、流石に眉をひそめていたのである。こんな事実が噂として流れ魔王の耳にまで伝わっているのだ。都市では政庁内で何が行われているか、誰もが知っていた。不快が頂点に達した都市の男達はとうとう堪忍しかね、市内各地で一斉蜂起する。
「恋人を、母を、妻を、娘を、姉妹を取り戻すべく、我ら大義の徒なり!」
「統領と宰相を追放するぞ!奴らは所詮が外人なのだ」
寝取られ男衆の暴動が多発する。主に東洋人親衛隊や政権側の行いに加担した女達にかかる建物、不動産へ、破壊工作や放火がおこなわれた。当然、統治者として二刀流は対処せねばならないのだが、彼女の選択した方策は、その性格を反映して、弾圧一本槍となった。
「まずい、親衛隊がやってくる、逃げるぞ」
「事前告知も交渉打診も無しでか?」
「やはり首班は東洋人ではない。逃げろ、皆殺しにされる!」
だが、暴徒へ劔を向け、矢を射かける女達とて、二刀流の部下ではないのだ。愛人であったり、革命後に東洋人のベッドに送り込まれたり、東洋人を中心にした人間関係である点で、ここに上下関係はなかった。このような世界では規則は用を為さない。むしろ剥き出しの群れ意識こそが白黒を決めるのだ。女の世界の掟、これが、軍隊の生活に慣れた二刀流の女戦士が見誤った点であった。二刀流の指導方法に疑問を持つ女達は自然と結束を始めていた。
革命政権誕生の一ヵ月後のある夜更け、二刀流は怪鳥の如き叫び声を聞く。
「ここまでか。でも満足した気がする」
今、自分を追うのは出刃包丁でなく、槍や弓である。この追撃を逃れるため、金銀財宝をカバンに詰めて、彼女は静かに都市を脱出した。黒幕が遁走した事に都市の市民達は驚愕した。
「一体全体、この都市はどうなるんだ」
「黒幕が裏で操作するから黒幕政治って言うんだろう?どうして黒幕が追放されるんだ……」
「知らないよそんな事。それより今回の黒幕は誰なんだ」
その後、次々に実力者が宰相の位については消されていった。東洋人が、形ばかりとはいえ承認を与えるまでは多数派を構成していた輝ける美女も、次の日に陵辱死体となって発見された。疑心暗鬼と狂気が都市を支配する中、唯一の武力組織である親衛隊も崩壊の兆しを見せていた。当初女達はすでに左うちわであった東洋人に対し、愛に家の稼ぎの多くを添えて貢いでいたが、実権をもったとたん、素寒貧になった東洋人に給与の支払い及び費用負担を求めた。逆らう事もできない東洋人は泣く泣く金を払ったが、グロッソ洞窟からの金銀は今や尽き、それでも女達は闘争に狂っている。そして、顧みられる事も少なくなり食糧も足りなくなってきた。そして革命政権決算の朝が来た。食人鬼の報告書によると、
「その日、統領がストレスと栄養失調から不能を発した事が知れ渡ると、当初の愛と母性を喪失した革命政権は瞬く間に自然解散した。理念無き革命は失敗したのだ。ああ、なんて高尚な文章か。闘争を生き残った女達は平然と自宅に帰っていったし、家族たちも女を迎え入れるにやぶさかではない様子。人間たちよ、これでも人を食らう我らが狂うていると言えるのか。我らはお前たちを良く見ているのだ。その事を忘れるなよ」
後に初代宰相の二刀流は対面した魔王へ曰く、
「我々にはただちょっと、運が足りなかったのだ」
と抗弁した。そんな彼女を魔王は言葉厳しく叱責したが、本当はなにもかも足りなかったのだ。そして東洋人唯一の不祥事と共に、彼の栄光の全ては終わった。
政庁に放置された東洋人は衰弱し、自力歩行もままならない。都市を狙う魔少女は、食人鬼からの報告を受けると、すぐに東洋人確保のため鶏の怪物とともに都市上空を飛ぶ。東洋人親衛隊が消えた政庁の塔を突き破り入り、やせ細り惨めに汚れた半裸の独裁者と対面した。東洋人、呂律の怪しい口調で曰く、
「やあ、君か。少し背が伸びたようだね」
東洋人の男ぶりに心拍の高揚を感じた事もある魔少女は、男の変貌に胸を痛める。だが、この男はもはや終わった男なのだ。そう思えば憐憫をもって扱うことも苦ではない。魔少女は東洋人へ通知する。
「エローエの統領閣下。魔王陛下が閣下へ提案を望んでいます。一緒にグロッソ洞窟へお越しください」
だが、東洋人はそれには何も答えなかった。数か月に及んだ虐待により精神に失調をきたしているのは、魔少女の目からも明らかであった。もはや説得は不要であった。軽くなった体を鶏の背中に乗せると、そのまま都市を離れた。
魔王は、金も名誉を健康をも失いそして愛からも背かれた東洋人を寛大にも許し、幽鬼の様に痩せ細り杖に縋りながら終始咳込みつつ出頭したこの転落者に対して、目に涙を湛え優しく抱擁した。それを目撃した怪物衆曰く、
「能力優れた魔王が、迫害された人間を保護する……美しい絵だな。これは象徴だ」
「何の?」
「怪物の世がやってきた事のさ」
東洋人の責任を問う声は都市エローエの寝取られ軍団においても皆無だったという。後に残ったのは離散家族、族内訴訟、経済的に崩壊した都市エローエだけで、誰にとっても失うもののみ多い内乱がここに終息した。なお、この時を持って都市エローエは人間世界の都市として、誇っていた最高の地位から転落し、以後、領域リザーディアの一都市と成り果てる。
二刀流の戦士は革命により東洋人の身を間接的に魔王へ捧げた言えなくもない。財産を持ち出し難を逃れていたが、饒を忘れない魔王はあくまで公正を求めた。領域リザーディアは穏健都市の領域で隠れていた彼女を捕らえると、扱いは賓客としてグロッソ洞窟へ案内した。そこで先にあったように魔王からその行いをとがめられたのだが、
「はっきり言って、そなたの顔も見たくない。裁きは人間どもが下すのが相応しいだろう。都市エローエへ行け」
裏から魔王が命令を下したとは言え、二刀流は都市の法廷に呼び出され、財産没収と社会奉仕の義務を負わされる事となり、
「なぜ怪物如きに我が身の振り方を定められねばならないのか!」
と、納得できない彼女は憤然と北西へ去った。行き着いた先は、鎌使いが治める交易都市。この町は、魔王の強力な支援と鎌使いの的確な指導の下、急速に復興を遂げようとしていた。軍事治安面でも、流れてきた槍使いが鎌使いの負担を軽くしてくれていたので、順風満帆であった。そこにやってきた二刀流を見た槍使いは驚愕して曰く、
「厄災の女だ!こりゃヤバいな」
その追放を槍使いは強く主張するが、鎌使いはかつての仲間を無下にはしたくなかった。
「この地に来たという事は、陛下から免責されているのだろう。住居の面倒くらいは見てやるのが、同僚の務めだよ」
無論、それで治まる二刀流であるはずがない。魔王と東洋人への怒りに燃える二刀流は輝く美貌と武勇を活かし、周辺で燻っていた蛮族集団を扇動。交易都市を奇襲させ、この地域の開拓活動を麻痺させた。鎌使いも槍使いも、防戦に忙殺され、反撃もままならない。だが、鎌使いは二刀流を保護したことを後悔してはいない。魔王と信頼関係を結ぶ事に成功していた彼は、魔王ならきっとすでに手を打っているだろう、と考えていたのである。
その推察通り、すでに援軍の用意をしていた魔王だが、突如総司令官の地位を自身からを東洋人に取り替えた。そして軍隊の中身も正規の怪物兵から、人間のごく潰し、負債逃れ、父権逃れ、無信仰、ばち当り、博徒などのチンピラ集団に入れ替え、出陣させた。怪物たちが歓声とともに魔王へ声をかける。
「閣下、よくクズどもが集まりましたね」
「なに、ニヤケ面が居る所に行けば、すぐ見つかるさ」
グロッソ洞窟一同は大爆笑。そして魔王はグロッソ洞窟で勝報を待つ。これも交易都市に住む食人鬼からの報告分である。
「対峙した両将は互いに敗北は死と覚悟し、あらゆる計略を尽くして、不機嫌で気まぐれな兵隊どもを本気にさせる作戦をうち、蛮族の地で激戦を繰り広げた。結果、死体の山の上でかつての韋駄天に凱歌があがった。負傷し囚われた二刀流は気丈にもかつての愛人をインポ野郎と罵ったが、彼はそんな彼女を優しく抱擁した。不意のこととて目から零れる涙に涙した二刀流は許しを乞いつつ男の胸でむせび泣く。実に感動的な場面であった」
報告書を隣の魔少女に手渡しながら魔王は曰く、
「愛人など、抱えられる分で満足するに限る。そなたも良く覚えておくようにな。それにしても大義であった」
「あの女戦士は放置してもよろしいのでしょうか」
「東洋人が上手くやると思うがね。それにしても奴は本当に女に手を上げないんだな。ここまでくると清々しいが」
「陛下は、東洋人が女戦士に手を下すと思って出陣させたのですか?」
「そうなってもらっては不本意だったがね。我輩の願った通りの結末が迎えられて本当に良かった」
魔王の発言の意味が良く判らない魔少女であった。しばらくして東洋人が帰還した。功績を労う魔王だが、
「反逆の女戦士はどうしたのかね」
「しばらくは交易都市で一人になりたいと言っていたから、鎌使いに全てを任せてきたよ」
「祝着祝着。だがそなたにはまだまだ仕事がある。やせ細った体には酷かもしれないが、一緒に都市へ向かってもらうぞ」
魔王が都市エローエに入る。それは、勇者黒髪を討ったあの戦いの日以来であった。堂々と城門から入城し、その傍らには、病身の東洋人がいる。彼らは政庁前の広場に入り、ここで都市を公式に譲渡する儀式が行われた。固唾を飲んで見守る市民たち。怪物優勢が時代の趨勢である事は誰の目にも明らかであり、これに逆らおうとする者は、都市からは消え失せていた。一体と一人が取り交わした文書によると、
「都市エローエの統領から領域リザーディアの魔王へ。そして誰よりも高貴な地位にある我々から万物へ。普く天地の平和を希求する我々は一つの合意に至った。それは都市エローエの統領が備える権威と権力を、領域リザーディアの統治者に委ね、事後の安寧を託すに最良の方策であるということである……」
始めは市の名士達による議会に運営されていた都市。それが、とんがりによるクーデター、釣り目の僧侶によるクーデター、勇者黒髪による政権掌握、デブの商人による政権掌握、東洋人によるクーデターと、振り返ってみれば混乱ばかりである。時代を彩った都市の英雄たちは去っていった。魔王はもはやなんの躊躇もせずに、エローエ市民らの前に立ち、議会解散を命じたのであった。
全ての混沌の発端はリモスの金の発見と流入であるのだ。人間たちにも誤りはあったが、それがこの結末を定めたわけではない。しかしてもはや万事休す。ここに、勇者黒髪を産んだ栄光の都市は、独立を喪失した。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます