第99話 金色絶句

「凡夫!凡猿よ!ああ!ああ!私の恨みの丈を知るべし!凡夫凡夫!裏切者め!」


 だが、その声は何者にも届かない。まるでガラス張りの部屋に閉じ込められたように、その叫びは地に沈むだけであった。だが透明な膜の向こうには自分がいる。凡猿もいる。だが声も手も届かない。何故このような事になってしまったのか。


 何を行っても無駄だと悟ったインポスト氏は延々と愚痴をこぼし始める。しかし、それも口から漏れ出ることはなし。形而間で浮かんでは消える吹き出し以上にはならない。閉ざされた世界で、屈辱と、絶望と、復讐の炎を燃やし続ける。燃料たる激情が尽きるまで。



 モストリアは未來都市。まだ、魔王と妖精女の決戦の詳報が届かない頃。


「最近、インポスト氏と上手くやっているようでなによりだ」

「これでもかなり我慢しているがね。ただ、あの野郎の操縦方法が判って来たのは確かだ」

「氏も君の事を褒めていたよ」


 リモス、猿、インポスト氏による未來都市制圧は完全に成功した。すなわち、金の力である。演説文の起草が下手なインポスト氏と度胸と話力はあっても下層怪物丸出しの言葉遣いである猿が激論を交わした結果、


「私たちは魔王陛下の、それは今、南蛮の地で魔王を僭称する輩ではなく、尊い貴い美しき流れからいでたる真の魔王陛下の忠実な下僕である。勇者黒髪による厄災の後、ついに真の魔王の御旗を立てる時が来たのだ!モストリアの習いに従ってある輩は問うだろう、勇者黒髪の魔都突入を許したこの旗にその力がありや、と。その力を取り戻したのだ!」


という骨子となる表現が成立。姿形に迫力は不足しないインポスト氏が演説をぶち、モストリア地方に住む怪物衆には事前に猿とリモスが金をばら撒いて、集団の組織に成功。大群で押し寄せ、守備隊を追い払った後、未来都市での滞在を命じていた。


「妖精女たちは行政面では良い仕事を継続したと言えるな。この都市はたぶん、魔王の頃より整備され、能率的な都市になっている」

「グロッソ洞窟でも、君が居なくなった後あの子が大改造を手掛けた。女は都市計画に秀でているのかな」

「そんなことは無いだろうがね。金の力さ。グロッソ洞窟には金がうなり、未来都市には巻き上げたりした金が・・・・・・金庫の金を見つけられずに、尽きたんだったな。妖精女は資金繰りに苦しんで、出撃したって噂もある。今、魔王の金庫にもすごい量の金があるが、計画的にばら撒かないと、俺たちも同じ目に合うかもしれない」


 同意するリモス。


「怪物連中は本質的には自由が大好きだから、そのうち飽きたら故郷に帰るだろう。魔王が攻めてくる前に、連中を組織しないとな」


 未來都市を巡回すると、妖精女の為した行政の成果にぶつかる。都市のあちこちに飾られた勇者黒髪の堂々たる石像である。その内、インポスト氏から破壊命令が下されるだろう。石像の数を数えながら、リモスと猿は会話を続ける。


「良い指揮官は見つかった?」

「いや、いないな。さっぱりだ」

「怪材募集の掲示も出したのに?」

「まともな名乗り手はいない。腕に自信がある輩もいるのかも知れないが、まだ俺たちを見定めている最中で出てこないのかもな」

「なら誰かを痛めつけて屈服させる?」


 それを聞いて、破顔する猿である。


「おお、調子が出てきたなリモスよ。そんならお前なら誰を狙うね、最前線の国か、平原の蛮族どもか?」

「いや、モストリアで声を掛けたときに、応じなかった連中が良いと思う」

「あいつらか。確かに腕に自信はある輩共だろう。だがね、俺たちよりは圧倒的に強いぜ」

「インポスト氏にお願いするんだ」


 露骨に嫌な顔をする猿は曰く、


「キレなければ役にたたんし、キレたらキレたで扱いが難しいぞ」

「ボクが氏を操作するんだ。君にとりついたときのように」

「パラサイティズム……確かに良い案だ。現実的だし効果が見込める、という点でも……やるか」

「寝首を掻きたいけど、しくじったその時、ボクらは殺される。だから素直にお願いしてみようと思う」

「恐ろしく感の鈍いあの野郎が聞くかな」

「旧魔王体制への忠誠心を煽ればもしかしたら……」

「なるほど」

「辛辣に過ぎるかな。上役を騙している事にもなる」

「騙される野郎が悪いし、騙した側が冴えていたという事だろ」



 二体は都市を歩む。灰色の空、時たま起こる稲光に強風。怪物の営んだかつての産業は、略奪品の売買、奴隷人間の取引、コロシアム、怪物衆から魔王府への献金を除けば全て狭く組織化も未熟なものばかり。さらに、それらは勇者黒髪によるモストリア征服で全て停滞あるいは崩壊し、生き残ったものも地下に潜った。代わりに現れたのが人間による交易、製造業、農業であったが、未だ根付いて時間も浅く、人口も少ないため庇護する未來都市政府の消滅で風前のともしびとなっていた。


「おいリモス、見ろよ」

「ここは人間の店があった場所だね。誰もいない。逃げ出したのかな」

「インポストの野郎が人間保護を渋りやがったからな。感の冴えた奴らはとっとと逃げ出すのだろうぜ」

「まずいね」

「未來都市で旧魔王の体制が蘇れば、今の魔王に目をつけられるに決まってる。だが、インポストの野郎は御構い無しだからな。心底信じていやがるんだよ、あの空骨子を。つまりだ。一個の怪物としての氏にはどうしたってお引き取り頂かなくちゃあならん。俺たちが今の魔王に始末されないためにもな」

「……判った。君の判断が正しいと思う」

「そう来なくてはな。では、今すぐに行動を起こそう。取り憑く自信の程はどうかね、リモス殿よ」

「ああ、大丈夫」


 猿とリモスを見て建物の奥に隠れてしまう人間居住区の住民たち。少なくとも、妖精女が統治している間は、こうではなかった、と猿はしみじみ痛感する。


「人間にとって怪物は所詮怪物、特にモストリアの怪物は尚一層」


 猿の言わんとする所を理解できたリモスは曰く、


「彼女もそろそろ未來都市の事を知って戻ってくるはずだね」


 殺されそうになった被害者の言う言葉では無い、と口には出さない猿。リモスだけではなく、猿やインポスト氏にとっても多少は旧知である妖精女がどう出るか、当然検討しなければならない案件であるはずだった。それに猿は冷たく即答した。


「生きて勝ち抜ければな」



「おお、凡夫ども。ご機嫌だね。私はモストリア諸侯への謁見対応でいやあ忙しすぎる毎日だよ、まあ座れ座れ」


 彼が望んだ陽の目を浴びる晴れ舞台で、氏は心の底から幸福だった。凡夫二体に椅子を勧める氏は、二体の思惑に気がつくはずも無い。


「閣下、聴政は如何ですか」


 猿のこの言葉に自尊心を擽られたインポスト氏、完全に胸筋を見せつけて曰く、


「順調だ。人間追放を約束したら挨拶を渋っておったほとんどの連中が協力を約束してきた。これで僭称輩とも対決できる」


 上機嫌に拳を握る氏の人間追放の政策は決まった様なものである。すぐに寝首を掻こうと猿は、すでに目をつけていた槌の飾り物にキメライズされた粘液腕を密かに伸ばす。


 だが、リモスは猿の目を一瞥し、自ら一歩進み出てインポスト氏に曰く、


「閣下も今やモストリア総督閣下ですね」


とごますりを加える。おや、と思った猿は、様子を見る。当然、大喜びのインポスト氏。


「そ、そうかな。やっぱり今の私が担う職責はモストリア総督のそれだよね。いやあ嬉しい。実を言うと我が先祖がその地位にあった事もある。一族の出世頭のご先祖で、太魔様とともに美しき流れの源流にたどり着いた功績でだ。私もそれに倣うかな」


 喜びのあまり顔面が真っ赤に紅潮した氏へ、リモスはふと気がついたように曰く、


「閣下、健康にはご留意ください。我ら怪物衆のために」


 うんうん、と幾度も頷く氏に、リモスは今気がついたかのように曰く、


「時に閣下、牙に傷があるようです。激戦の果て、名誉の負傷ですかな」


 これはしたり、牙を用いた戦いはしていないのに、と壁に掛けてある鏡に向け、凶悪な牙をむき出しに口を開け確認をして曰く、


「凡夫よ、どの辺りかね」

「ここです、閣下」


 そう言ったリモスは、牙を指し示すフリをして口の中に飛び込んで行った。


「!おごっ、ごおおっ」


 リモスがなにをしたのか不明瞭ながらも、刹那インポストの顔面が風船のように不気味に膨らんだ。


「うえっ」


 さすがの猿も驚いたがおぞましくとも目をそらすことはできない。もっとも当事者たる氏の驚きはそれ以上だった。粘液が気道を塞ぎ息ができない中、口の中へは強力無比な一撃も繰り出せない。目に涙を浮かべながらもがくも、急な事であるため、これが攻撃なのか治療なのかも判別がつかなかった。


 この躊躇的戸惑いが氏の運命を決めた。リモスはどんどん氏の体内に浸潤して行った。それはまさに、金鉱石に体を浸透させ、金だけを取り出すリモス式精錬法を対生物へ行った時のそれである、と猿は妙に感心していた。だが無機であるとはいえ異物が侵入してくるのである。インポスト氏は凄まじい苦痛に見舞われる事になる。


タプッ、ズッ、ニチュッ、タポッ、ギュギュムッ、パンパンパン!クチュクチュ、ジュッ、タパンッキュッ、キュンキュンッ、ビクンップルンッ、モムッ、ニチャァ、メリ、ビュルッ、クパァ、ギュンッ、プルッ、ギシッヒクヒクッ、モミッ、ヌルッ…ドプッ!ゾクッググッ、グボッ、ズイッ、ヌプッブジュッ、ヌプゥ、グチャッ、ヂュルルルルルルルルルルル!ゴッ、ジュルッ、ッポン!ズッポン!ゴリンッ、チュ〰ヴヴン、ガクガク、ビュルルル、ゴボッ、ゴッビュー、グチュッメリメリ、シュッ、ガクッ、ドクッ、ビュブブップシャアア!


 ややあって、


「シッミアーノ、もう大丈夫だ」


 倒れた氏の口から自分の名を聞いた猿は、作戦が上手く行った事を確信した。


「気分はどうだ、あと、体調は?」

「気分はいつもとそれほど変わらないよ。でもやはりこの体にとってボクは異物であるのは間違いないよ。ボクを排出しようとする力が常に負荷として掛かっている。しかし、耐えられないものでは全く無い」

「インポスト閣下殿は気絶しておらおらおられあらされるのかね」

「脳にまで入り込めたけど、破壊はしていない。だから、一連の会話も全て理解しているんじゃないかな」

「……そうか、良かった。上手く乗っ取ったか。これは所を変えた都市占拠の再現だな。今やあの頃が懐かしいが……あの時のお前がまた見ることができて嬉しいぜリモス、それでどうだ。コイツの性能を見せてくれ」


 肉体的素養には恵まれているインポスト氏の体を操作するリモス。筋力、瞬発力ともに前に操った猿の肉体とは比べ物にならないものであった。


 縦横に執務室を動き回るリモスを見て、猿は早くも次の戦略を練り始める。


 最弱のリモスによる最怯のインポスト氏の操作はこの上なく上首尾に行った。この体勢で金に加えて暴力を用いてモストリアを席巻するか、いきなり魔王にぶつかっていくか。


「いや、答えは決まっているか。勇者黒髪、妖精女と先に散って行った連中がいるのだ。俺たちの戦い方は奴らの反省に立ったものであるべきだな」



 そこに、最前線の国から使者が来た。人間である。事情としてこの使者は、クーデターによって勇者の残党勢力が駆逐された事を知り、急ぎやって来ていた。リモスが操縦するインポスト氏と猿が面会を行う。曰く、


「未來都市の市長は、我らの国の代表に手をかけた」


 これは、妖精女が諫言を繰り返した初老の名士を馬で踏み潰すというやり方で殺害したことを指す。


「よって、我が国は勇者党から離れる。新たに未來都市を制したお前たちにも敵対しない事を約束する」

「勇者黒髪から離反するのかね」


 猿にそう問われた使者は苦笑して曰く、


「勇者黒髪は恐らくこの世の人ではないのだろう、すでに。怪物たちがそういっているだけだし、人々は勇者黒髪らしき人物を見ているが、噂の流れる前と後ではその行いがまるで違う。モストリアに最も近い我が国では、勇者黒髪は死んだと予想するヤツが非常に多くなっているよ」

「なるほど判った。我々に敵対しないのであれば、共生も可能だろう。だが、今後、未來都市の勢力が破れ、返す刀で魔王が押し寄せてきた時、どうするね」


 使者は一切のためらいもなく答えた。


「大人しく領域リザーディアの傘下に入る。魔王の統治を受け入れた国では、少なくとも人間同士の戦争は過去のものとなっているらしい。新たな魔王は怪物たちの放縦をコントロールしてもいるようだ。我ら最前線の国最大の悩みは、モストリアからやってくる怪物による略奪行為だった。今、未來都市ができてから平和が保たれているが、それが維持されるなら魔王が相手でもよい。お前たちが目指すところはどこにあるのかね、旧体制への回帰なら、それこそ我々も覚悟を決めるしかないが」

「余計なことは聞かない方がいい。だが、無闇な事はしないつもりだよ。どんな噂を聞いているね?」

「人間の勢力は追放されるだろう、という。だが、その口ぶりではそうではないようだな。お前達の今後にも期待しよう……お前達に殺されないことにも」


 使者が最前線の国へ戻った後、鬼の肉体を操縦するリモスと猿は慨嘆した。


「彼女は……あのじいさんを殺したんだね。かなり出来た人間だったのに。見境が無くなっているのか」

「まあ、俺たちをすら殺そうとしたくらいだからな。あいつは破綻しきっとるぜ……この様では未來都市の勢力はもうだめだろう」

「そうかな」

「そうだとも。希望を与えない奴に、誰が付いていけるか。勇者黒髪への義理があったとて、それも限界があるだろう。なんてったって、黒髪はすでに死んでいるのだからな」

「なら僕たちはどうする?トカゲの魔王と対決することを覚悟しておいた方がいいのかな」

「いやあ、勝てるはずが無いぜ。今は俺たち二体の間だけの共有事項だが、モストリアはあくまで魔王との交渉材料だ」

「僕らの公的な地位との?」

「その通り。たぶん、トカゲの魔王は、俺たちの要求を断らない。向こうには魔女もラもいるんだ。厳しい事にはならないだろう」




 急報が入った。


「未来都市の軍は敗北したぞ!妖精女は討ち死!ヘルメット魔人も行方知れずだそうだ!」

「従軍した怪物たちは?」

「生き残った輩はみな、魔王の配下に組み込まれた!大敗だ!」


「リモス」

「彼女が死んだ」

「そのようだな」

「…一緒に暮らしていたときもあった」

「ああ」

「洞窟で辛くてどうしようもない時、彼女に触れてもらい救われたんだ」

「知ってるとも」

「僕が知っている彼女は……美しくて優しくて魅力的な体をして、お金と信義にはルーズで、何度裏切られたか判らない、そんな女だった」

「無論、それも知ってるよ」

「それが、勇者黒髪と出会って……他人のために命を懸けるような女になったのか……」


 何も言わず、リモスの涙へハンカチを差し出す猿。鬼の体で慟哭するリモスだが、これまで妖精女喪失の苦しみに幾度も耐えてきたはずだった。グロッソ洞窟で多忙だった時、軍人時代のトカゲの魔王に彼女を奪われた時、いつの間にか洞窟を出て勇者黒髪についていってしまった時、そして裏切られ殺されかけた時。


 勇者と妖精女を引き合わせてしまった猿は、この上ない心痛を覚えた。妖精女が戦場で最期を迎える悲劇について、猿もまた責任を負うはずであるのだから。だがその事をリモスに伝える必要はない。真実を知った所で、リモスの今後のためにはならないのであれば尚。


「俺たちを始末しようとした妖精女はトカゲの魔王と戦い死んだ。復讐に彩られた彼女の死は、俺たちにとっては教訓だ」


 鬼の涙を拭ったリモスは落ち着きを取り戻して曰く、


「トカゲの閣下もすごいね。完勝・・・とは」

「如何に歴代魔王やその近衛達が無能だったか、というのをヤツ一人で証明してしまったようなものだな。いくらグロッソ洞窟があって軍資金には不足しないとしてもだ」

「落し所の話だったね」

「未來都市の軍勢も崩壊した以上、対決回避不可能は決定的になった。グロッソ洞窟があれば、この都市の金庫など取引材料にもならない。今、俺たちが持ちえる手段は、やはりお前の持つ二つの能力しかない。金を探知する才能と、このパラサイティズムだな。だが、トカゲに勝てるかは判らない。そしてそんな危険は冒せない。ならばどうする?」

「こちら側を敵に回したとき、被害も甚大だぞ、と判らせるしかない」

「その通り。全ては交渉如何だ」


 言葉には出さなかったが猿は誓った。この仕事の達成に命を賭けると。



 未來都市には勇者黒髪の墓がある。無論、遺体は埋葬されて居ない。形だけのものであるが妖精女が拵えたものだから、心はこもっている。リモスと猿は、そのすぐ隣に妖精女の墓を作ってやった。形だけとはいえ、妖精女は黒髪と墓を同じくする事ができた。


「本当に黒髪の隣で良いのか」


 無言で頷くリモス。


「判った……お前は正しいよ。前に統領とんがりの霊を弔った時も思ったが、お前の仲間をやってて良かったと心底思うよ。何故って?そりゃ俺がくたばった時も、お前ならきっと墓を建ててくれるだろうからさ」


 苦笑するしかない二体。とは言え、リモスも猿も、ある個性の死を悼む行為は全ての種族を越え、正しい行いであると確信していた。


 リモス、妖精女の墓標に文字を刻む。曰く、


「情に恵まれた職人肌な妖精の美君、運命とともにここに安んじる……と。どう?」

「職人肌か。それは俺も認めるが、きっとそれだけではダメなのだろうぜ。指導者としての仕事は、勇者黒髪には及ばなかった。かく言う俺もそんな器ではない。黒髪程の奴がいるとすれば……」


 リモスをジッと見据える猿。


「まさか、ボクがそうだって?」

「インポスト野郎を虜にした、今の冴えが継続すればきっと、な」

「良く言うよ。氏は雑魚だって、いつも言っているクセに」

「確かにそうだったな」


 顔を見合わせ、大笑いする二体。この二体の目標はすでに定まっている。それは恐ろしき魔王を相手に名誉を保ったまま、一度は離反したグロッソ洞窟に復帰をする事がそれであった。

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