第38話 天(井)まで届け
だいぶ時間があいてしまった。
実家から親が来たり親子喧嘩したりそのあと夫に母子ともども説教されたりその後逆襲のように実家の母から夫に電凸があったりと色々あったが無事乗り切ることができてよかった。祈りが天まで届いたようだ。
会社で「助成金を取るのに某役所向けにやりたいプロジェクトと予算書いて案出して」と言われ、夜中悩みぬいて書いた夫の案が、「某偉い人を呼んで地元で公演してもらう」だった。それ単に会ってみたい人を書いただけじゃん…!
ちなみに昔、台湾から中国に泳いで渡ったという猛者らしい。
特定バレを防ぐのに大事なところを全部抜いたり隠したりしたら、思ったよりネタっぽくなったぞ…。
そろそろ年賀状予約の時期になったので、(昨年は寒中見舞だったため)予約をかけるかと夫に尋ねたところ、「来た人だけに返すスタイルでいいよ」と返ってきた。本人曰くエコだそうだが、そんなのエゴだよ!
そろそろ忘年会のシーズンで、夫の会社でも今日開催されるらしい。
最近は歳を取ったせいか、羽目を外して飲まなくなったのでそのことを褒めたら、「会社は別。」とできる男の顔で言ってきたので、先日聞いたひどい飲み会の話をここに書いてやろう。
夫が中国に留学していた時のことだ。寮に新人が来たので歓迎会に誘われ参加したが、遅れて行ったため、顔を出した時には既に周りが出来上がっている激しめの飲み会だったそうだ。少しだけ参加してお暇したそうだ。
「あなたのことだから(もちろん)何か(オチが)あるんでしょ?」
「まさか天井にゲロが飛んでいて、翌日管理のおばちゃんに怒られるとは思わなかったよ。」
ふつう、ゲロは、天井に、飛ばない。
勿論、飲み会で使っていた集会室は使用禁止になったそうだ。
そりゃそうだ。
今夜は無事に帰ってくることを祈るばかりだ。
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