第31話 たとえ火の中水の中

近所の奥さんに「これ一緒に育てましょう。日陰に放置で育つから!」と言われて貰ったサフランから芽が出た。可愛いと思って毎日触っていたら腐ってきた気がしてしょげいていたら、横から夫が腐女子が触ったせいじゃないのかと茶々を入れてきた。

おくさんは腐女子じゃないよ!と伝えたところ、腐(敗系)女子だよ!って返ってきたのでそれも違うと声を大にしていいたい。


今回は、ウチによくコメントを書いていってくれているいーすとさんの作品「しれっとモンスター」を読んでいて思い出した昔のバイトの話を書くことにしようか。


まだ学生だった頃の話だ。大学の掲示板に貼ってあったイベントスタッフのバイトに応募したのがきっかけで、某ポ〇モンのお姉さんをしていた。決してピ〇チュウショップの店員ではない。具体的にはカードの判定員だ。地方巡業でスーパーの玩具売場での遊び方を教えてカードを買って貰ったり大会を開いてカードを買って貰うのが主な仕事だ。無印時代のOPは空で歌えるほどBGMでかかってたので、出だしくらいは今でも若干思い出せる…気がする。


もうだいぶ前の話なので記憶が曖昧になってはいるのだが、大会は当時、幼稚園&小学生低学年の部、小学校高学年の部、大きなお友達の部の3つに分かれており、私の仕事は主に、大きなお友達の部の担当だった。

小学生にアナウンス中にカンチョーされておかしな声を会場に響かせたり、スタッフ入りと同時に会場に並ぶ大きなお友達に自主大会に誘われたりとネタに事欠かない職場だった。また職場のメンバー仲もよく、個人的には居心地のいいバイトだった。

なにせ当時は給料もよかったしね!

学生が終わったことと、それと同時に地方出身のメンバーは直雇用から派遣雇用に切り替わることから辞めるメンバーが続出、残ったメンバーも派遣委託先との給与トラブルで続々と辞め、今となってはそのバイト自体がまだ存在しているかすら怪しい。


スタッフには本部から貸与で仕事用スタッフTシャツが配られる。何度かリニューアルされており古いTシャツを失くしてしまい全て返せずに終わってしまったものが、結婚前の引っ越しの準備の時に出てきた。

懐かしいなぁという思いから洗濯して部屋に置いておいたのだが、邪魔だからという理由で母に捨てられてしまったのだった。


某メ〇カリにでも出していればプレミアでもついたんじゃないのかなぁと悔やまれてならない。思い出はプライスレスではないのだ。

そういや当時のみんな今は何しているんだろうなぁ…。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る