第23話 旅のスタイル
朝、トイレに行ったら夫の罠に嵌ってトイレにドボンした私だ。
便座に嵌められた上に大笑いされるとか絶対に許されないよ!
水って、夏でも冷たいんだね。
ふぅ。
今日は夫が出張でいない。
彼の楽しみにしている堅あげポテトを無慈悲に食らいつつ、ハイボールで一人酒盛りをして、夜に布団を独り占めできるささやかな贅沢を満喫するとしようか!
あまりにささやかすぎる野望に、書いてて悲しくなってきた。
今回は、出張ということで夫の出張スタイルについて書くことにしようか。
夫は非常に旅慣れていて、ほぼ鞄ひとつで旅行に出る。
旅慣れていない私が逆に、よく鞄の中が重くなって何を減らそうかとうんうん唸っているのを見て、「何をそんなに持っていくのか」とよく言ってくる。
ある時それが鬱陶しくなり
「じゃーどこまで荷物減らして旅に出たのさ!」とキレたら
「コンビニのビニール袋一つで海外行ったことあるよ。」
と返ってきた。
「なんですかその、ちょっとそこまで、的なスタイル…」
思わず敬語になって突っ込むと
「海外行くのも近所のコンビニ行くのも大して変わらないよ」
という追い打ちのようなコメントが返ってきた。
ちょっとそこまで、じゃないだろ海外!
「近所」の定義が揺らいだのは、言うまでもない。
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