フルーツパンチ!

お風呂出たよー!

って声が聞こえた。

10秒ほどでキッチンに美玲が来た。

「お風呂気持ちよかった! ありがとね! 」

Tシャツ1枚の美玲が来た。

「お前、下もはけって昨日言っただろ……。お前ん家ならまだいいけど、俺ん家でその格好は……」

Tシャツは俺のだから少しでかいが、パンツが見えそうでハレンチだ。

「別にいいじゃん。暑いんだもん」

ということで、暑いなら仕方ないから涼しくなったらはけ。

って話になった。

とりあえず麻婆豆腐を食べた。

体温が上がった気がする。

なので、フルーツポンチを作ることに。


「フルーツポンチ! 美味しいよね! 昨日も食べたけど」

美玲はフルーツが大好きだから毎日でも食べれると昨日言っていた。

なので、二日連続でフルーツポンチを作ることにした。

桃と、パインとみかんとアロエを入れた。

二人分で400円くらい。

いや、実際はもっと安く出来たのかもしれない。

なんて思ったけどなかなか美味しくできた。


そして、二人でお昼寝をして、夜ご飯を作る時間になった。

今夜はカレーだ。

一日目のカレーは基本的に揚げ物をトッピングする岡川家だが、揚げ物を買ってくるの忘れた。

「とろけるチーズ取ってくれ、美玲。あと、卵も」

この二つのトッピングが俺的に神トッピングだと思う。

2番目に好きなのはカツカレーである。

「私はチーズ2枚に、卵とらっきょをトッピングする! 」

「らっきょ、好きなのか……。俺、今まで食べたことないかも」

「じゃあ、あーん。ほれ、食べてみ」

俺は、美玲にあーんをしてもらった。

顔には出してないはずだが、すごく嬉しかった。

嬉しすぎて踊りたくなった。

「ん、おいし……」

「でしょ! んふふ、あーんしちゃった……」

美玲は自分のした行為を恥ずかしがっている。

可愛いなぁ。

恥ずかしくなるならしなきゃいいのに。

でも、してくれて俺は嬉しかった。

と、心の中で言ってみた。

これで思いが伝わったら怖いなぁと思った。

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