#乙女物書き「セーラー服の狐ちゃん」
やはり、友人にこの日記を読まれるのは、妙な恥ずかしさがある。
何かがもどかしい。けど、何が?
まぁ、そんなことより。
ツイッターのなんかの診断で出されたお題で、なんか書いてみたのを、載せてみる。
———
紅蛇さんは夕焼け色・セーラーカラー・狐のお題を使って2000文字以内で物語を書いてみてください。
#乙女物書き
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あの狐の娘と会ったのも、こんな時刻だった。
空は白い雲が引き立つ青色から、茜で染まる絹へと変化していた。あれは……夕焼け色という名前が似合う空だったな……。
確か、神社の前を通った時に、誰かに呼ばれたんだ。可愛らしい声の持ち主で、こっそりと鳥居の横から手招きしてきたんだ。
「そこの旦那、ちょっと来てくださいな。あたしと遊びましょ」なんて尻尾を見え隠れし、ちらりとセーラー服のスカートが隠れてるんだ。つい、「君は狐かね?」と答えてしまって、狐っ子は驚いて姿を現してしまったんだ。
夕焼け色のど真ん中に咲いている、向日葵と同じ色をした毛並み。濡羽色の髪を揺らして、頭のてっぺんの三角耳が垂らしていた。
「あ、あたし、姿を見せちゃった……うわぁ、怒られる……」
なんて、僕に見られたよりも、怒られることにガッカリしちゃったから、「大丈夫さ。僕は君の姿が見てないよ。
多分、狐に化かされたんだろうな。声も聞いてないし、何にも知らないよ」
そう、出来るだけ、優しく答えてあげたんだ。鳥居の反対側を見ながらね。
狐っ子は驚いて、「ありがと」なんて短いお礼を言って、風と共に消え去ってしまったよ。なんとも言えない、奇妙な出会いだった。
結局、狐っ子は何がしたかったのか……。また、会ってみたいと思ったよ。
———
終わり。
セーラーカラーは、セーラー服にした。
なんか、カラーは変な感じがする。
———
というもの。ところどころ、読みやすいように変えたり、したけどこんな感じ。
いやぁ、可愛い。狐っ子ちゃん、ホント可愛い。なんて、自画自賛してみたり。
楽しかった。
やばいな、昨日、久しぶりに一度も起きずに寝れたというのに、とても眠い。
とても眠いし、喉が痛い。ムカつくけど、明日起きて気分が良かったら、バスケをするの。お医者さんには、いいともダメだと言われてないし、もう行くのに飽きたから、なんて言われてもやる。何かをしないとダメな気がして、寒くて、暖かさが恋しくて、眠くて、どこか遠くへ思考が飛ばされているような気がして、よくわからなくなってきた。
えーと、おやすみ。
今日は早めに切り上げる。
またね、世界。私が今度起きた時に会おう。
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