今日は午前で、明日は午後。
今日はきっと、今月の中で一番疲れた日だったと思う。
だから私は、自分にお疲れさまと言って、ベットに倒れこむことにする。
バスケの授業はまた見学。暇だったから、座りながら左手でドリブルをして、練習を眺めていた。
友人に「楽しい?」と、ボールを追いかけて騒ぐ人に微笑む私に聞いた。
少し悩む質問で、私は「見ていても楽しいけど、やりたい」と答えた。
「いつ治るの?」
「知らん」
「そっか」
今日、学校帰りに友人と一緒に病院へ行った。暇だったから、一緒に来てくれて嬉しかった。
先生に指を診断して貰った。軽く動かし、状況を診て、今日から外す時に軽く動かす練習をして下さいと言ってもらった。
もうすぐで、治ると思ったけど、痛くて、怖かった。
無性に、意味のわからない恐怖心が湧き出て、泣きそうになりながら「ありがとうございます」と言って、友人の待つ待合室へと向かった。
悔しかった。意味のわからない怖さと、自分の弱さに。
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