金木犀って素敵ね。(ミカンは美味しい)

 私は何のアクションも起こさない人たち、ただPVが増えていく現象を「亡霊の囁き」と呼んでいる。(なんて嘘。今考えた)

そして、彼らのことを「恥ずかしがり屋の亡霊」と認識している。

きっと、私は生きた生き物しか見えないから、彼らの存在を数字からしか認識できないんだろうね。なんて思ったり。


静かにハートを送ってくれたら、安心できる。

コメントもレビューもいらない。

ただ、何も言わないでハートを送ってくれるだけでいい。


いつも見てくれて、ありがとう。



今日、みんなに「急にミカンって叫びたくなる時、ない?」と聞いた。

誰も共感しないで、苦笑いをした。

ごめんね。私もどうしてそう思ったのか知らない。


家に帰ってから、そういえばカバンにミカン入ってたな、と思い出した。

あ、多分、朝からミカンという言葉が頭の隅に合ったんだな、なんて思った。

ちょうど今、一緒に帰宅したミカンを食べながら、書いてる。

大丈夫。潰れてないよ。


秋はオレンジ色ね。

嘘。橙色の方が、それっぽい。


金木犀。柿。蜜柑。空。南瓜。ハロウィン。楽しいね。


今日は暖かかった。


エレベーターで知らないおばさんに「今日暑いわね」と話しかけられた。

しかもテキスト打ってる時に。

頷いて「寒かったのに……」と呟いて、急いで1階になった時に降りた。

思っていたよりも、怖くなかった。


大丈夫。

大丈夫。



今日、友人と帰った。


「可愛いと素敵以外にも、褒め言葉が欲しい」と私は言った。

「カッコイイは?」

「ダメ。なんだか、下から見てるようで、上から見てるから」そう返事した。


「やだぁ、素敵ぃ」

友人が気持ち悪い声を出しながら、答えた。

「そういう『素敵』じゃないの。それは上から見てる。私の『素敵』はまっすぐ。同じ目線で見て、「ああ、素敵だなぁ」って感じなの。ニュアンスの問題」と言って、黙らせた。


「じゃあ調べる」と言って、検索したら「キュート」が出た。

「うわ、それ、凄いキュートだね」と言ってあげたら、「チャラいね」なんて。


「美しいは?」と提案してくれたけど、違う。

「急に「うわぁ、好き……」っていう感情に言葉が欲しい。上から目線じゃない感じの」と言ってあげた。


友人はまた、スマホに目線を移して、画面を見せた。

「好き」という言葉。

「うーん。私もそれ、言うけど、それもダメ。言い過ぎると、軽々しくなる気がする。それは、もう好きっ!っていうピークに言う言葉」と言ってから、二人とも黙ってしまった。


「難しいね」と言い合いながら、そのまま帰った。


結局、何も良いのが浮かばなかった。

何かあったら、教えてください。

なんて、日記に書いてみる。


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